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第11話「消えた魔の妹」



「・・・・」
まつさんの容態も順調に回復していった
「おい、包帯」
ムッ、この声・・・あいつか
「嫁サンの様子はどうだ」
独眼流・・・話し方は悪くないんだけど・・・
なんかイラッとくるのよ・・！その声・・
「ああ・・・いい調子だ」
「・・・・・・・いいこと教えてやろうか？」
「いいこと？」



「は・・・・？」






「フ〜ンフフフ♪」
「桜！！」
「わ！何！？亜季！」
「どこだ！魔王の妹はどこだ！！」
「へ・・・・・？」

『知ってるか？魔王の妹がいなくなったって』
『なんだよ・・・・それ・・・・』
『ん？知らなかったのかよ』
ダッ
『あ！おい！』


どこにいる・・・！
どこだ？どこだ？
「亜季！」
ふりかえるとかすがが青ざめた顔で追ってきた
「な、なんでかすがが？」
「お前こそ！」
「「・・・・・・」」
気がつくと雨が降り出していた
「魔王の妹か・・・」
「ああ・・・」
どうやら目的は同じらしい
無事に帰って来い
「あいつは、戦えない。一刻も早く戻さなければ・・・！」
「っ・・・・・」
大雨がふるせいか。大きい音にまみれ不安はどんどん
大きくなっていった
「嫌な予感・・・・」