二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 漆黒の使い者【REBORN】09話up キャラ応募くれた方へ ( No.135 )
- 日時: 2010/04/01 19:10
- 名前: 楓樺 ◆BH7oFB32Sc (ID: A2keqJ/o)
◆11 —修行編②〜ツナと唯織〜— ◆
匣をあけてみて俺は呆然とするばかりだった。
だってボスがめっちゃカッコいいライオンなのに
俺は猿って…
「ウキィー!!キキっ!」
「…まぁしょうがねぇな。出ちゃったもんは。」
「そ…そうだよ!唯織さんに猿、すごく似合ってると思うよ」
ボスがそうアシストしてくれた
そうだ…ここは明るく考えないとだな
「んと…じゃあ修行始めようか!」
「そうっすね。…では。」
バッと犬神を出現させる。
うろちょろ動き回っていた猿も俺の元へ戻ってくる
「うはぁ…改めて見るとすごいねぇ。その犬神・・・」
「まだいっぱい居ますけど、やっぱこいつらが一番ですよ」
まだいるのっ!?とボスはびっくりして言った。
そこまで驚く…事なのだろう。
「あっボス。本気モードで来てくださいね!」
「本気…モード?」
「俺が襲われて本当に目が覚める前・・・頭に炎が灯ってるボスがいましたね?」
「意識あったの!?あの時!!」
「微かに。…それであの本気モードで来てくださいね?じゃないと…
本気でこの世からおさらばになっちゃいますから」
脅迫に近い殺気のオーラがツナを貫く
まるで…心臓が凍ってしまうような…殺気が。
———本気なんだ…唯織さん…。———
「…っ!?分かった。じゃあちょっと待ってて?」
ツナはそう言うと手編みの手袋をはめ
薬らしきものを飲み込む。すると…
ツナを取り巻く空気が…
——変わった。
額には死ぬ気の炎を灯し
手にはクローブをはめたツナの気迫が
周りの空気をビリビリと震わせる。
「驚きましたねぇ…ここまでとは。」
唯織はタラリと一筋汗を滲ませた
気迫だけで飛ばされそうなその雰囲気は
唯織の戦意に炎をつけた
「…いっておくが手加減はなしだぜ?分かってるな」
「もちろんっす。…どうしたって手加減しませんよ…?ボス…」
唯織はすかさず犬神と猿を構え
いつでも戦える体勢になる
「……上等」
ツナもまたグローブに炎を灯し、そして大空ライオン…ナッツを構え
同じく戦闘態勢に入った
「「…いくぜっ!!」」
そして…暗闇の中
二匹の野獣の刃が
激しい攻撃と共に激突した…。