二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 漆黒の使い者【REBORN】 *00話up ( No.19 )
日時: 2010/03/19 12:26
名前: 楓樺 ◆BH7oFB32Sc (ID: Zc2CczYF)


 ◆ 01 —赤ん坊ヒットマンと10代目来る!!—◆

 唯織は探し続けていた。

 リボーンが世話になっている家を。

 だが何の情報もない上に地図もなしときたもんだから・・・

 「だぁぁっー!!全然みつからねぇ!!」

 唯織は完全に迷子状態に陥っていたのである。

 まぁ見知らぬ町を、地図なしで歩いていれば迷子にもなるだろうが・・・

 「まて。落ち着けー。落ち着け俺!一回状況確認しよう!うん・・・!」

 ええとー。俺はつい30分前に並盛にきて・・・

 それでもってリボーンが世話になってる家を捜し歩いてて・・・

 それでもって見つからずに迷子・・・;

 「どんだけ可哀相な子なんだよ俺・・・」

 とりあえず・・・駅に戻るか。うんそれがいい!

 また駅で調べなおせばいいんだ!うん!

 「いよっし!一旦駅へ戻ろうっ!!」

 そういって元来た道を戻ろうとした時

 思いっきり町の誰かと衝突してしまった。

 「いだぁっ!!」

 「ってぇー!!」

 唯織も、そのぶつかってしまった人も

 豪快にすっこんで、荷物をバサッとぶちまけた。

 「うわわっ・・・!!ごっごめんなさい!全然気づかなくて!」

 「いや!俺の方こそ!!周りちゃんと見てなくて・・・」

 唯織と少年が謝り合ってる所に、

 唯織の聞き覚えのある幼い子供の声が

 少年の肩の上から聞こえてきた。

 「ったくダメツナが。なに無意味に人とぶつかってんだ。」

 「しょっ、しょうがないだろ!本当に気づかなかったんだから!!」

 「・・・お前。リボーンか?」

 唯織が声を震わせながらその赤ん坊に問いかける

 赤ん坊は唯織をじーっと見つめる

 「お前っ・・・。」

 「やっぱリボーンなんだな!やっと会えた・・・」

 「誰だ?なんで俺の名前を知ってるんだ」

 ズルッと若手芸人並のリアクションでずっこける唯織。

 バッと立ち上がって唯織は叫びだした

 「おまっ!!自分の生徒を忘れたのかっ!!」

 「お前みたいな軟弱な生徒・・・しらねぇぞ!!」

 「嘘つけ!!俺だよっ、唯織だっ!!」

 「・・・あぁ!唯織だったのか。老けてて全然気づかなかった」

 「こんなろーっ!!」

 二人がぎゃぁぎゃぁ喧嘩しているのを

 少年が止めにはいったのは数秒遅れてからだった

 「ちょっ!二人共!!街中で喧嘩はやめようよ!!」

 「やべ・・・俺とした事がって・・・。そういえば、お前誰だ?」

 「えっ俺!?ええと俺は・・・」

 「こいつはボンゴレ10代目の沢田綱吉だぞ。」

 少年が自分から自己紹介する前に

 さらりとリボーンが説明してやると

 だから俺はボスにはならないって!!と綱吉が言い返す。

 「えっ?じゃあお前が・・・俺のボス?」

 「ボス?何そのボスって!!」

 「教えなかったか?こいつは今日からお前の新しい守護者になる奴だ」

 「いまはじめて聞いたよ!!」

 「あはは・・・は。」

 まさかこんな形でボスとリボーンに会う事になろうとは・・・

 唯織は呆然と二人の様子を見つめていた。

 まぁ何はともあれ・・・

 ボスとリボーンを探し出すことに成功したから

 まぁよしとしようっ!!

 そう思う唯織であった・・・。