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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 月下美人 -銀魂 ( No.15 )
- 日時: 2010/04/05 17:31
- 名前: 光素.聖忌 ◆QbxCHceaIo (ID: kSUj1nMa)
二話
坂田銀時
攘夷戦争で「白夜叉」と呼ばれた侍
もちろん、土方・沖田共に知っている
知っているが、屯所内に入ったのを見逃すわけには行かない
まぁ、警察ですし
「とりあえず、不法侵入って事──」
とりあえず手錠を付けて、最後の一文字を言おうとした時
「短気すぎない?それと隙多すぎ。ちゃんと後ろとかも見ないとね?」
いつのまにか土方の後ろに立っていた
得に蹴ったりもせず、ただ土方に対する文句?を淡々と告げている
ちなみに沖田はめんどくさい事が起きる前に帰りました
サッと手錠を取り、くるくると指先で回す
金属は冷たいから気持ち良いね。まあ、痛いんだけど
「で、あたしは坂田銀時を探してるの
わざわざ逮捕されに来た訳じゃないのさ」
とりあえず逮捕するのに時間と労力が掛かりそうだ、と思った土方は渋々、教えた
彼女は最初のような笑顔で塀を乗り越え、街中へと走っていった
彼女が去っていった後、土方はもう一本煙草を取り出し、火を付ける
もちろんライターはマヨライター
ふと、土方には疑問が浮かぶ
一つ、何故門を超えられたのか
二つ、後ろに行くまでの時間
三つ、塀を乗り越えられた事
彼女の言葉を信用してる訳では無い
が、もし本当に正面から入ったのなら……
「……ま、良いか」
そこまで考え、土方は止めた
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