二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 月下美人 -銀魂 ( No.20 )
日時: 2010/04/06 17:00
名前: 光素.聖忌 ◆QbxCHceaIo (ID: kSUj1nMa)

三話

とりあえず情報は得られた
彼女は鼻歌を歌いながら、通りを歩いていく
さて、その「万屋銀ちゃん」ってのは何処かな?と思いながら


五分も掛からなかった
というより、何で見つけられなかったのが不思議な位、あっさりと
大きな看板に万屋銀ちゃんと書かれている
その下にはスナックお登勢と書かれていた為、少し入るのに戸惑う
だが、傍に階段があるようで彼女はホッとした
スナックに入らないと、行けないのかと思ったからだった

建物自体は大きい物では無い
かといって小さくも無い。一軒家の一階全体位かな?
とりあえずインターホンを押す
聞きなれたピンポーンという音がする

「はい、どちら様ですか?」

黒髪に眼鏡を掛けた、青い袴の人が出てくる
間違えた?と一瞬彼女は思ってしまう
とりあえず、聞いてみよう

「あー……えっと。坂田銀時って知ってる? もしくはいる?」
「あぁ、いますよ。ちょっと来て下さい」

敬語。礼儀正しい人だ
しかし地味な人。眼鏡取ったら普通の人だね

……と酷い事を心の中で言う彼女。酷ぇ
地味な人が大きな声で「銀さーん」と言う
いる、という可能性が高まってきた
期待しながら、その場所を案内される


中はごく一般的だった。まぁ普通とは少しだけ離れてる場所もあるんだけど
長い廊下に、まっすぐ行った所には広間のような場所があるみたいである
ちゃんと掃除されている。何気に綺麗

そして、丁度部屋に着いた時
彼女はにやり、として
一番奥にいる銀髪の人物に話し掛ける

「──久々だねぇ、銀時」