二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 月下美人 -銀魂 ...オリキャラ募集中 ( No.41 )
- 日時: 2010/04/07 15:42
- 名前: 光素.聖忌 ◆QbxCHceaIo (ID: kSUj1nMa)
六話
所変わって、スナックお登勢前
栞は、とりあえず情報を得たのですぐに向かおうとしていた
と、その時
「……ん、何あれ」
天人……らしき奴等が何か固まっている
隙間から見た所、真ん中には……女の子?
良く見えないけど、たぶん紫色の髪で、けっこう小さい。
見た目だけだと12才位かな?
何やってんのかねぇ……
女の子は何か怯えてるっぽいし。うん。此処は助けよう
そんな事を考える前に、栞はもう天人達の後ろに立っていた
「ちょっと、何やってんのさ?女の子相手に」
いきなり言われたからか、天人達は驚いた顔で栞を見る
女の子も同じく、栞を見る
「貴様、何者だ!?」
「その言葉そっくりそのまま返そっか……?
あたしが聞いてるのは「何をやってるか」なんだけど?」
言った瞬間、栞のまた後ろに天人が一人立って……と思うと遠くに飛ばされていった
理由は、立った瞬間すぐさまあたしが後ろを向いて、天人のお腹辺りを思いっきり蹴ったからです
……あれ、作文?
「何でこんなに短気な人多いのかねぇ……。しかも後ろからなんてさぁ?」
本人は少し怒っているだけなのだが、天人側から見たら、どうみてもキレている
腰にさした刀も抜かず、挑発的に言葉を並べる
「来なよ。全員蹴り飛ばしてあげるからさ」
さすが攘夷戦争を生き残っただけあって、その迫力はかなりのものだった
気が付いたら、七人程いた天人もどこかへ行ってしまう
と、栞はすぐに女の子のそばに行く
「大丈夫?というか何されてた?」
「……え?あ、えーと……」
女の子はその場で考える
その時、栞は改めて彼女を見る
若紫色の長い髪。黒紅色の綺麗な瞳
着物の紫色と白い百合模様が合っていて……
「可愛い」というより「綺麗」が合う気がする
なんて、栞が思ってた間に
何故か、彼女が離れているような気がした
「あ、あのすみません……離れてもらって……大丈夫ですか?社会不安障害なもので……」