二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 月下美人 -銀魂 ...オリキャラ募集中 ( No.66 )
- 日時: 2010/04/10 18:15
- 名前: 光素.聖忌 ◆QbxCHceaIo (ID: kSUj1nMa)
十話
「きゃう〜……」
「…………」
早朝、歌舞伎町
誰も通っていない道路に、一人の少女と栞
少女は倒れており、栞は立ち尽くしている
何故、このような状況になっているのか
とりあえず、説明しよう
それは四十分程前の事
此処公恵さんの屋敷
栞は結構早めに起きたので、散歩でもしようかと思っていた
だけどまだ何も食べていない
かといって、作るのも何だし、それに、厨房の人に怒られそうだし
散歩をしようと思ったのも、修行だと疲れるし、というかご飯食べないと……
……ループしそうになった
まぁ、という事で散歩するわけになったんだよ
「深姉、行って来るねー」
「くかー……さけぇー……」
最後に寝言でも「酒」と言う辺り、深らしい
深らしくて、栞に自然に笑みが零れる
寝てる深に栞は、小さく手を振る
その時、深が寝言で「行ってらっしゃい」と言ったのは内緒にしておこう
「……今日は曇りか。散歩日和とは言えないねぇ」
愚痴りながら、栞は適当に歌舞伎町の道路を通る
殆どの店は開いていなく、歩いている人もいない
昼間はあんなに騒がしい歌舞伎町も、この時ばかりは違う町に感じる
酒でも飲もうかと思ったが、さすがに朝飲むときついので止めておく
「さて、何しようかねぇ、また真選組の奴等、からかいに行こうかねぇ」
ちなみに実は昨日(一話)は、ただ単にからかいに行っただけである
ちなみに栞は万屋の場所を最初から知っていました
ついでに言うと、深の場所も知っていました
つまり、今のいままでは演技である
……うん、劇団が何かに入れば良いんじゃないかな
「でもなぁ、あの人めんどくさいし……誰もいない状態だと本当にめんどくさいし
お昼にからかいに行こうかなー」
あの人とはもちろん土方の事である
って、栞が言ってた
「……ん?」
人を見つけた
巫女服を着ている。神社か寺の人かな
ただボーと歩いているから、助ける必要は……
ちょっと待った、あのままだとたぶんあの子……
「ちょ、ちょっとそこのひt──」
ガスッ
どう聞いても、何かがぶつかった音には聞こえない音がする
その瞬間、その女の子は……倒れていた