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第12話　


亜「すいません。家まで送ってもらって」
彩「いいよいいよ。それより、結構、家近いんだね」
私の家から少し離れたところにあった
亜「じゃ、おやすみなさい」
彩「ん」
そういい残して、亜美ちゃんは自宅に帰っていった


小「・・・」
彩「〜〜〜・・・」
彩は分厚い本をひっくり返して必死に読んでいる
小「何やって」
彩「小十郎！」
小「！？」
彩にいきなり声をかけられて、一時びっくりしたみたいだった
彩「心臓病って、そんなにヤバイの！？」
小「？。なんで心臓」
彩「いいから！一番知ってそうなの小十郎だもん！」
小「・・・ちなみに、医学のほうならあいつの方がいいぞ」
彩「あいつ？」
小十郎が指さした先には佐助がいた
彩「さすけ〜？」
小「ま、俺は数学のほうが得意だな」
そういって、立ち去ってしまった
彩「まぁ・・・いっか」


佐「心臓病？」
彩「うん」
いちいち、ワケ分からない本を読むより、可能性を信じて聞いてみるほうがいいよね
佐「う〜ん・・・色々なタイプがあるけど？」
彩「タイプ？」
佐「うん。ま、俺様もあんま知らないけど・・・」
政「でもよ」
隣で雑誌を読んでいた政宗が口を開いた
政「心臓病は日本人の死因第2位だよな？」
佐「あぁ、ま」
彩「え・・・」

死因って・・・じゃぁ、死んじゃうの・・・？