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第17話


彩「新曲・・・ですか・・・？」
マ「そうよ！テーマは｛家族｝ね。ドラマの主題歌にもなるから★んじゃぁ、私、これからデートだから」
彩「あっ・・・ちょ、まっ！」
言葉に答えることなく、マネージャーはつかつかと行ってしまった。
彩「・・・｛家族｝・・・か・・・」


彩「う〜ん・・・」
その夜、彩は頭を抱えて悩んでいた
彩｛家族って言っても・・・なぁ・・・｝
彩「やっぱ、お母さんたちが亡くなる前・・・の・・・」
そのまま話は途切れ、彩は眠ってしまった


彩「キャーーーーー！！！！」
凄まじい音が響き渡る。時刻は9時
彩「遅刻！遅刻遅刻ぅ〜！」
リビングのドアを開けると全員そろってそれぞれ好きかってなことをしていた
彩「・・・え・・・あれ？今日って・・・」
か「土曜日」
彩｛そーだったぁ！！！｝

最悪だ・・・！

彩「あ・・・」
彩は1つの言葉を感じた
それは
「おかえり」


《おかえり》

疲れてドア開ける
「おかえり」その一言で
疲れなんて飛んでしまう

ちょっと怒るときだってる
ケンカするときだってる
でもねやっぱり「おかえり」
って言われると嬉しいの

＊毎日毎日一緒にいて
思うことがある
「おかえり」
その言葉感じて思う
ここが私の居場所だって


旅行で誰もいない部屋
「おかえり」
その言葉がない
私は知らないうちに求めてた

一人で泣いてくるときもある
どこかが痛いときだってある
そんな時「おかえり」
って言われると痛みなんて治まるの

＊毎日毎日
一緒にいてね
「おかえり」
その一言が
聞きたいの

＊二つづつ繰り返し

私の帰る場所
なくさないでね



彩「できた・・・」
疲れてるはずなのにどうしてだろう
ついつい微笑んでしまう