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神殺し編
第2話　[予兆]

私は無我夢中でみんなを追いかけた。だけど周りを見渡せば誰も居ない。見失ってしまう
だけど私は気付いていた
近くに誰かいる事を……!
下に目をやると足元にワイヤーがビシッと張り巡らされていた
つまりこれは……トラップ!!
トラップ＝沙都子♪にぱー☆

その沙都子は今……
「をっほっほっほ♪さあ〜梨花!さっさとそのワイヤーに足を掛けるのですわっ!」
梨花の言うとおり私はトラップに引っかかる沙都子を眺めようと大木の後ろで待ち伏せしていた
するとガガガとトラップの作動音が鳴った事で私は
反射的に大木から出て姿を現した
「をっほっほっほ〜!梨花!残念だったわね〜」
しかし捕まっていたと思われた梨花はトラップには掛っていなかった
そのトラップは足がワイヤーに引っかかるとは網で捕縛すると言う物でした
しかし網に捕まっていたのは岩でした
「なっ!まさかトラップに引っかかったのはこの岩!？」
気付いた時は遅かったですわ
肩をポンッと触られ,後ろを振り向くと……
「みぃ☆沙都子捕まえたのです☆にぱー☆」
やられましたわ……

沙都子を捕まえた私は沙都子と共に圭一達を追って行った
だけど今度は上手く行かず,私は結局沙都子1人しか捕まえられなかった
結果……
「残念だったね〜梨花ちゃん!」
「またジャンケンで負けだな!梨花ちゃん!」
最下位になったのは私だった
沙都子を捕まえたのは良かったけどそれから私は1人も捕まえられなかった
梨花→沙都子→レナ→詩音→魅音→圭一
圭一が最後に捕まったけど圭一は捕まえる相手はいなかった事で圭一は2位
そして最後まで生き残った羽入が1位
で…捕まえた回数は圭一以外全員1回だったのでジャンケンしてこの様よ……
「梨花ちゃんが最下位だよっ!だよっ!」
「さって!1位と最下位が決まった訳だし!チャンピオンを呼ぶか!」
魅音がバカデカイ声で羽入を呼び,その叫びはやまびこになる
山のどこに居ても聞こえるぐらいの大声だった
……だけど……
何時まで経っても羽入は来なかった
何分待っても何時間経っても帰って来なかった
「羽入さん…どうしたんでしょう…」
「まさか迷った？」
詩音達が心配する中,私はのんきに言った
「きっと先にお家に帰ってるんですよ。にぱー☆」
みんなは心配していたが1度山を降りる事にした
「梨花ちゃん……」
圭一が何か真剣に私に聞いてきた
「羽入が居なかったら…すぐ俺達に連絡してくれ」
みんなの表情を見るととても真剣な顔だった
「みぃ。了解なのです」
あの羽入だ…私は特に心配しなかった
だけど……私は思いもしなかった……

これが惨劇の予兆だったなんて……!!