二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ†君の傍に†1話UP ( No.12 )
日時: 2010/04/16 20:23
名前: 天月 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)

#02 バトル

「ハァアアアアアアアアアアアアアアア!?」

狭い廊下で、ユウナは叫んだ。
なぜ叫んだかというと、それは数分前に遡る


「あ、」

歩いているとき、ユウリが立ち止まった
ユウナが如何したの?と聞くと、苦い顔をして振り向いた

「忘れてたんだけど…、アルセウス達、今異空間に居るんだった………」

そう、これが原因。
そして今に至る


「なっ……今思い出したの!?」
「うん…」
「えぇーっ………。見たかったのに……」
「ごめんごめん」
「ごめんで済んだら警察は要らないの!!!」
「じゃぁごめんなさい」
「ちょっ……同じじゃん!」

という、見るからに子供っぽい言い合い。その光景を見ていると、本当に親子なんだな、と全員が思う
その中でも、羨ましそうに見ているのは約二人
シルバーとユウトだった
ユウトは自分の親が居たらこの様に出来たのか。と
シルバーは素直に甘えているユウナを見て


「ごめんね、その代わり……。僕と試合してみない?」
「えっ、じゃぁ俺やりたいです!!!!!!」

“試合”その単語にいち早く反応するレッド
ユウリは、うん。いいよー。と言い、ある場所へ皆を連れて行った

        ***

「うわー………ジムみてー……」

そこは、広い室内バトル場だった
流石豪邸。と言えばいいのだろうか

「ここは僕の特訓のために造ってもらったんだよ」
「特訓?」
「そう、このレイシン地方のチャンピオンになるための、その前にジムバッチを手に入れるための、ね」
「それで、チャンピオンになれたんスか?」

ゴールドの問いに無言で頷くユウリ、レッドの瞳は一層輝いた
その時、ユウナはさり気無く呟いた

「じゃぁ、レイシンチャンピオンvsカントーチャンピオン対決だねー」
「そーいえば………」
「すげぇ!!!! 高レベルの対決じゃね!?」
「そうねー、一体どっちが強いのかしら」
「………面白そう」

それを聞いたユウトたちも、二人を盛り上がらせようと何かしら言った

「へぇ、カントーのチャンピオンだったんだ、君」
「はい。……じゃぁ、チャンピオン対決しましょうか?」
「あぁ、望む所さ。“世界の始まりの地方”の頂点と“全ての始まりの地方”の頂点……いったいどっちが高いのか、決めようじゃないか
ユウナ、審判よろしくね」

「はーい! じゃ、レイシンチャンピオン対カントーチャンピオンの試合を始めます!
ルールは試用ポケモン1対! どちらか3対又は2対戦闘不能になった時点で終了します!
……バトルスタート!」


続く