二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ†君の傍に†2話UP ( No.19 )
- 日時: 2010/04/17 15:23
- 名前: 天月 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
#03 チャンピオンvsチャンピオン
「いけっ、ピカ!!」
「行っておいで、ハク」
『ピッカッ!!』
『リュー!!』
レッドはピカ、ユウリはハクリューのハクを出した
ハクはユウリの幼い頃から共に過ごしたポケモンで、一番のパートナーだという
カイリューに進化させないのはハクの意思なのだという
そして、チャンピオン戦でも活躍した一匹
ピカは言わずともレッドの大切な「仲間」の一人
そして同じくチャンピオン戦でも活躍し、他にも色々な事件の幕を飾っている
「へぇ、随分良く育てられてるね、そのピカチュウ」
「そっちのハクリューも懐いていますね!」
「僕の一番のパートナーだからね。……ハク“水の波動”」
『リュウッ!!!』
ハクは水の輪を出し、フィールドを濡らしながらピカへ向かっていった
が、ピカはそれを避け
「ピカ、“電撃波”!!!」
『ピッカッ!』
次はピカがハクに向かって電撃を放つ
ハクは避けきれず、電撃を受けるがそれほど高い効果は得なかった
「次で決めようかな……ハク、」
「俺も次で決めますよ! ピカ、」
そして、二人は同時に叫んだ
「“流星群”」「“ボルテッカー”!!!!」
ハクは、頭にある珠から光るモノを生み出し、それは上空から降り注いだ
ピカは電気を身体に纏い、流星群を避けながらハクに近づいていった
それに気づいたユウリは
「ハク“破壊光線”だ」
『リューッ!!!』
ハクは、再び頭の珠から、虹色の光線を発した
ピカは全速力で走っていて避け切れなかった
破壊光線はフィールドに当たってフィールドには濛々と煙が立ち込めた
煙が晴れた頃、ユウナの声が響く
「…この勝負——————」
***
「レッドー。大丈夫?」
「大丈夫じゃない………」
「レッドらしくないよー」
「うん。判ってる……」
レッドは、ソファに座って落ち込んで項垂れていた
さっきの勝負ではハクの破壊光線がピカに直撃してピカは一発KOされたのだった
そして今のような状態に陥っている、でユウナが精一杯励ましているのだ
その部屋に、ユウリは紅茶を持ってきて入る
相変わらずの笑顔で
その笑顔はレッドにとっては恨めしかった
ユウリは皆の前に紅茶を置いて椅子に座った
それも極上級の。
皆(レッド以外)は紅茶を口に含む
「あっまッ!!」
「あ、おいしー」
「…丁度いい」
「あら、美味しい」
「ちょっと甘いッスね…」
最初に言ったのはユウト。ユウトは意外と辛党で甘すぎるものは少々苦手なのだ
ユウナは結構甘党で、それはシルバーとブルーもだった
ゴールドは甘党でも辛党でもないが、甘すぎるらしい
レッドも皆に倣って口に含む。レッドも甘党だが…
「美味しい…です」
「良かった。でもやっぱり少し甘すぎたみたいだね、辛党さんもいるみたいだし」
「大丈夫です。ユウナの手作り菓子は良く食べてるんで」
「ユウトは“ユウナの菓子”なら甘いの平気なんだろ?
でも、シルバーが甘党なのは意外だよなぁ」
「悪いか?」
シルバーが少しムッ、としてゴールドの発言に反応する
ゴールドはこれ以上からかったら怒るだろう。と思い
「んな事思ってねーよ。ただ意外だなー。って思っただけ」
「そうか……」
「それにな、ゴールド。俺は別にユウナの菓子だけ平気って訳じゃないぞ?」
「えっ、マジで?」
うん、と頷くユウト。へー…、と周りは意外。という声を出した
「っていうか、俺ってばそんな風に見られてたんですか!?」
「らしいねー」
続く