二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ†君の傍に†3話/番外編UP ( No.22 )
- 日時: 2010/04/21 19:33
- 名前: 天月 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
#04 きょーがくの真実
さて、皆様お忘れではなかろうか?
ユウリだけが知っているとある二人の秘密の関係を
まぁ、それを今暴露するらしいのだが……
なんともまぁ、和気藹々としていて中々言い出せない状況におかれていた
ここで言った時の反応を楽しむこともいいのだが……
まぁ、いずれ言わなければならないのだから、早めに言った方が良い
そう思い、ユウリは覚悟を決めた
一度深く息を吸い、大きく咳払いをした
全員、黙ってこちらを向く
「ちょっと、話聞いてもらえる?」
はい......。と弱弱しい返事が聞こえる
実はこの時ユウリは滅茶苦茶黒い笑顔を向けていたのだ
黒い所有者は居るは居る。それは限られた人物?にのみ向けられているのだが
それは、意外や意外、ユウトだ
…まぁ、それはおいておき、話を戻そう
「これから言うことは本当だからね?
笑ったら………」
「判ったから早く言って!!」
ユウナに言われ、一度落ち着くユウリ。流石娘。と言うべきだろう
「実は、」
「ユウナと、」
「シルバー君は、」
「従姉弟同士なんだよ」
てん、てん、てん…と音が着きそうなくらい、静まり返った5人
ニュアンスとしては、目が点になったようだった
その静寂を破ったのは
「「えええええええええええええええええええッ!?」」
ユウナとシルバーの声だった。しかもバッチリはもっている
「ちょ、え、どーいう事!?」
「んーと、話せば長くなるんだけd...」
「手短に!!」
ん〜……と、ユウリは一瞬考え込んで話し出した
「ユウナのお母さん…まぁ僕の妻は“夜風奈々”って言って
シルバー君のお母さん、“夜風奈美”さんと姉妹なんだよね」
短く言ってこれしかないね。と付け加えてユウリは話を終わらした
ユウナとシルバーは一度顔を見合わせて、お互いを見た
身長はまったく違う
性格も結構違う
似ているといえば、過去の境遇と…辛うじて、瞳の色だけ
血液型も違う……
共通点といえる共通点は少ないが、ユウリの言ったことは本当なんだろう
***
帰り、二人はかなり放心状態だった(特にシルバー)
「いや〜、でも驚いたな、まさかユウナとシルバーが……」
「そ、そーね!!」
「っつーかあれ冗談じゃなかったのか……」
「オドロイタナー」
レッドたちもレッドたちでかなり驚いていた
ゴールドは以前その事を「冗談」といわれていたので、事実だと言う事をかなり驚いた
***
マサラのブルーの家に帰ったシルバー
彼はすぐさま家に入って部屋に引き篭もった
「シルバー………、まったく、あの子ってば……」
ブルーは腰に手を当てて、ため息をついた後
シルバーの好きなシチューを作る準備を始めた
—シルバー in Room
シルバーはベッドに顔を埋めて、ブツブツ呟いていた
「嘘だ…嘘だと言ってくれ、まさか、俺とユウナが……いっ、従姉弟だなんて………
これは夢だ。夢なんだ……いてぇ…」
そう言いながら自分の頬を抓った、が痛いので夢ではないことを精神的に痛感する
その事を判ると、思いっきりため息をついた
まさか。まさか、自分の想い人が従姉弟…血の繋がった人だとは
叶わない想いだったとはいえ、これはショックだ、ショックバッチだ
「………でも、事実なんだよな………」
ユウリはユウナの父親だし、人を殺めた事にも後悔している。それに、ユウナに似て正直者…だろうから、本当のことだ。きっと
「…認めないとダメ、なんだよな………」
「シルバー? ご飯出来たわよー!」
ブルーの声が聞こえ、シルバーはベッドから下り、その時、シルバーは事実を認めたような顔をしている
「あ、シチューだ」
「そーよ、シルバーの好きなね♪」
「………ありがとう」
続く