二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ†君の傍に†6話/一部完UP ( No.34 )
日時: 2010/04/24 17:02
名前: 天月 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)

#08 平和の裏に *ユウナ視点

カントーとジョウトに聳え立つ聖なる山、シロガネ山に私は向かっていた
麓まではミチルでいけたけど、山自体は自分の足で登らないといけない
強靭なポケモンたちが住んでいる。といわれてるけど…大丈夫、よね?



         ***

「レッドー!!!」
「あ、ユウナ! ……って、怪我してるし!!」

あははー。と笑ってごまかす
実はココに来る途中…ニューラに襲われた
ポケモンを出す暇もなく、腕で攻撃を庇ったら
案の定…ううん、あたりまえだけど軽く切り裂かれた
軽い応急処置(止血とか)をしたけど、でも痛い

「ったく……今救急箱持ってくる」

そこに座ってろ。といわれ、岩に座る
…今日は吹雪いてないなぁ……そういえば


「何に襲われた?」
「え、と……ニューラ」
「良かった……ニドキングとかじゃなくて」

っていうかココには居ないんじゃぁ……?
というツッコミは心の中にしまっておく


「いつっ!!!!!」
「我慢しろ。怪我する方が悪いんだし……」

だからって消毒液は痛いっての!!!!
で、テキパキと処置をしてくれて、包帯を巻かれてハイおしまい
包帯はいらない気がするけど、これも突っ込まない

「ったく……気をつけろよ?」
「はーい」
「よしよし」

と、少し乱暴に頭を撫でられる
恥ずかしいけど……嬉しい





             て、あれ?

いつもならこの辺で、茶化すアイツが来ると思ったけど……

「ねぇレッド、ゴールドは?」
「実は……この所俺も逢ってないんだ連絡も無いし……」
「それはここが圏外だからじゃ?」
「麓までいったよ!!!」

ツッコミが突っ込み返された
…そういえば、今日ユウトがゴールドの家に行くとか何とか言ってたな……

「一回麓まで下りてみよ、ユウトからなんか連絡あるかも」
「ふ〜ん………ま、行って見るか」



          ***


麓まできた。この辺だと圏外ではない
しばらくすると、ユウトから連絡が入った

《あ、やっと出た!!! 今すぐゴールドの家に来て!!!》

ブツッという音とツーツーと無機質な音が流れる
…女の勘ってことね!!!

「ってことだから、レッド。行こ?」
「あぁ、いいぜ」
「——そうだ、あの二人にも……」


続く