二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボーカロイド曲小説 ( No.12 )
日時: 2010/04/27 21:26
名前: 悪ノ娘 ◆Qd6XA/vkyQ (ID: F35/ckfZ)

-白ノ娘- 新たな生活

二人で村を飛び出して、町で暮らし始めた。不慣れな生活でも一緒なら大丈夫。

裕福な商人の婦人の使用人。生きるために選んだ私達の仕事。お料理、お洗濯、お皿洗い…。慣れないことはたくさんあったけど、ミクが教えてくれたり、ミクに教えてあげたりでどうにかやってきた。

ある日、屋敷で見かけた青い髪の優男。世間知らずな私は知らなかったけど、その人は海の向こうの青い国の王子様らしい。
でも、王子とミクの出会いで未来が大きく狂った。王子はミクを深く愛し、隣の国の求婚を拒んだらしい。
それに激怒した隣国の王女は、開戦を告げた。

「緑の髪の女はすべて殺してしまいなさい」

村の皆はいなくなってしまった。白い髪の私以外、皆死んでしまった。私より良い人はたくさんいるのに…。そんな人達の代わりに私が死ねばよかった。
私が生きていたって何の意味もないのに…。