二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボーカロイド曲小説(悪ノ…系全完結!よければ感想ください!) ( No.15 )
日時: 2010/04/27 22:05
名前: 悪ノ娘 ◆Qd6XA/vkyQ (ID: F35/ckfZ)

-メルト- 嘘つき

「うそ!大雨じゃん!」
降るなんて一言も言ってなかった天気予報のお姉さん。もう!最低!降るなら言ってよね!おニューのスカートもお花の髪飾りも台無しじゃない!!

…でもね、折りたたみ傘持ってるの。でもね、嬉しくないの。キミの傘に入れるかな〜?なんて思っちゃう。
残念だなぁ〜と思ってため息をついた。そんなとき…。
「しょうがないから入ってやる!」
「えっ?」
「いや、傘忘れてさ〜。ミクは家の方向も一緒だし、良いだろ?」
「いいけど…」
少し嫌そうな声。でもね、ホントは嬉しくて仕方ないの。『傘忘れたのか?入れてやるよ』って言われたかったけど、相合傘ができるならいいの♪恋に落ちる音がした!

息が詰まりそう。君に触れてる右手が震える。
高鳴る胸。半分この傘。手を伸ばせば届く距離。どうしよう…!///

『思いよ届け!キミに!』
なぁ〜んて叫べたら良いのになぁ〜…。
「おい、顔ニヤけてるぞ?なんかいいことでもあった?」
「えっ!?嘘!?」

お願い、時間を止めて。泣きそうなの…。でも、キミから話しかけてくれるなんて嬉しくて死んでしまうわ!