二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【デュラララ!!】 †池袋狂奏曲†  ( No.7 )
日時: 2010/04/29 15:04
名前: なっぽー (ID: vBUPhhME)
参照: シズイザと新セルはジャスティスっっ!!!

第3話 ≪ 蚊帳の外 ≫



「翼〜何やる?俺、太○の達人やりてぇ!!」

「いいぜ。勝った方が負けた方の奴隷な」

「奴隷って…お前。ま、いいぜ!おれの強さ見せてやる」


久し振りのゲーセンにテンションが上がってる翔。
俺も久し振りに燃えてきた。


五分後


「っしゃー!!勝ったぁあ!」

「あ゛ぁ!!まだだ!もう一回!!」


十分後


「なぁ、まだやんのか?」

「もう一回だ、翔!!!」


太○達人に三千円賭けた俺。
翔にまさかの惨敗だった。


「んじゃ、翼。俺、喉か渇いたからコーラ買ってきて。もちお前の金で♪」

「わーったよ…チッ」


俺は面倒くさいながらも、コーラを買いにゲーセンを出た。


「君が、黒瀬翼くん?」


誰かに声をかけられて後ろを振り向く。


「あ゛?」


翔と同じ紅い瞳。
真っ黒な服に身を包んでいる。

誰だコイツ。

疑問が浮かんだ。
俺はこんな奴知らねぇ。
第一俺の記憶にもいない。


「俺の名前は折原臨也」


“イザヤ”?
知らねぇ…それにしてもコイツ、何か気に喰わねぇな。










「君と同じ——蚊帳の外さ」










「蚊帳の…外?」


何コイツ意味分かんねぇこと言ってんだ?
頭にウジでも湧いてんじゃね?

俺は気にせず相手に背を向け歩き出そうとした。


「君は俺と同種の人間だ」


俺はその言葉に足を止めてしまった。
同種?
はっ…意味分かんねぇ。


「おい、アンタ。今なら見逃すぜ。俺は今無性にイライラしてんだよね」


意味不明なことを言う相手に言い放った。


「そうだね。今はここで退散しておくとするよ。君は少しシズちゃんに似てるからね」


シズちゃん…?似てる?
俺がか?


「それじゃーね。黒瀬翼くん♪」


ヒラヒラと手を振りながら帰っていく。

俺の胸には違和感が残ったまま。

あの“オリハライザヤ”って何なんだよ…!!