【花曇編】 —プロローグ—其れが廻り始めたのは何時の事なのか。光を失ったあの日か。闇の中見えた一筋の白い光を掴んだあの日か。永遠など無いと知ったあの日か。其れとも、血飛沫を浴び地を駆けたあの日なのか。まるで晴天の空を、何処からか駆けて来ては厚く蔽った雲の如く。 サダメ其れが其の鬼の宿命の序章。next:【花曇編】第7訓 散ってく桜ってなんか切ない