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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 沖神-日常にできた小さな楽しみ- ( No.1 )
- 日時: 2010/05/08 20:47
- 名前: 稜架 ◆z5iW57HkOM (ID: 3P/76RIf)
プロローグなるもの
「おばちゃーん!酢昆布ちょうだーい」
街角で週に3〜4回は聞こえてくるこの声、この明るい声の持ち主は神楽という怪力の女の子である
「ぐっばい副長」
キラーンと目元を光らせてバズーカを副長という相手に向けているのは沖田総悟というドSな新撰組一番隊隊長である
「ふんふ〜ん♪ふふふ〜ん♪」
ルンルン気分で鼻歌を歌いながら歩いているのは酢昆布を両手に抱えた神楽である
「ちぇっ・・なんでぃまた逃がしちゃいやしたかぃ」
この不快そうな声をつぶやくのは片手にバズーカを持って歩いている沖田総悟
この二人がいつも出会うのは
この二人がいつも小さな楽しみをみつけてやってくるのは
この道を歩いていったその先の街角。90度に分かれている道の角。
ここで、いつも二人は(自称偶然)出会う
「「げっ・・」」
腐れ縁なのかねぃと神楽に聞こえるように呟く沖田、それに反論するかのように
「お前との縁なんて何もないネ!きっしょいな、目あわせるんじゃないヨ」
毒舌なのは神楽の仕様。
心の中ではいつもこの角で会うのを楽しみにしているはずなのに、
素直に出せないのがこの二人である
((小さな楽しみ、今日もここで会えて嬉しいなんて言える訳))
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