二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【復活、デュラ中心】16獣の咆哮-情報屋の手中【コメ大歓迎】 ( No.32 )
日時: 2010/05/26 18:41
名前: 樹 (ID: I7JGXvEN)


第七章
———綱吉視点 16獣来日———

ぴんぽーん。

玄関チャイムが鳴った。
俺は皆の顔を見る。臨也さんが微かな笑みを浮かべた。

「出てあげて。きっとコクコウだから」

そう述べれば、俺に会釈をする。
俺もこくり、と頷けば玄関に向かった。




ガチャリ、と鍵を開ける。恐る恐るドアを開けてみると、
18前後ぐらいの男女が二人立っていた。

女の人の方は茶色い肩ほどの髪で後ろの方から束ねて風になびかせていた。
男の人の方は黒い肩ほどの髪。

二人の共通点と言えば首から同じような形のネックレスをぶら下げていることだろうか?

しかし、少し違うのはネックレスの真ん中に埋められている石の色だった。
女の人の方は白。男の人の方は黒だ。


「えっと......?」

流石に戸惑った。この人たちが16獣のリーダーなんだろうか?

...........綺麗な人だけど。

俺が戸惑っていると相手の方から声をかけてきた。
声をかけたのは女の人の方だ。

「初めまして。齋藤 燈(サイトウ アカリ)と言います」

「海渓 剋(ミタニ コク)だ」

我に返り、相手の名前とさっき臨也さんに聞いた名前を比べてみる。
どっちがどっちだかわからないけど......

なんとなくは分かり気もしなくもない、かも。多分。

燈さんと光。剋さんと闇。の組み合わせでいいんだろうか?
読み方的にもあってる......よね?

「えっと、光さんと闇さん?」

「はい。本名はそうですよ」

燈さんは微笑を浮かべてそう答えてくれた。

何だ、もっと硬い感じなのかと思ってたけど案外親しみやすいかも。

「ボンゴレボスは超直感を持つそうですね。
 もうお分かりでしょうが、私は白の16獣のリーダーで、剋は黒の16獣のリーダーです」

燈さんはそう簡潔に説明をしてくれた。
それから、暫く16獣の説明をしてくれたが、ほとんど臨也さんや彌瘡...いや翔さんに聞いた話と同じだった。

ちょうど5分ほど経った頃だろうか、



「やぁ、来たね」



と、後ろから明るい声が聞こえた。臨也さんだ。


「久しいな、臨也」

先程までほとんど喋っていなかった剋さんが口を開いた。
あれ? その声はさっき自己紹介をした時の声とちょっと違っていて、
何だろう? 威圧感、って言うのかな? 仲が悪いんだろうか?

「久しぶり。闇」

「お久しぶりです。臨也さん」

燈さんも臨也さんの存在に気づけばそう微笑を浮かべて応えた。
微笑こそ浮かべているものの、やはりさっきまでとどこか違うような気がした。

何か訳があるのかもしれないなぁ......



少し気まずい空気が続いた。
しかし、見た目通り燈さんが気を使ってくれて話を続けてくれた。

「最初の継承についての説明があるんですが..........」

「えっと、あっ 此処じゃ何ですし、入ってくださいっ!」

俺もそう慌てて返答すれば二人を家の中へ入れた。

底まで硬い感じじゃなくてよかった。
話やすいし、優しいところもあるから直ぐに皆も馴染めるかも。

  ———舞台裏———

現在の入室者〜剋、燈、彌瘡、麗美、甘楽、樹〜

甘楽「おっ久しぶりで〜す♪」
麗美「ひっさしぶりー☆」
彌瘡「お久しぶりです」
燈「こちらでは初めまして」
剋「相変わらず」
甘楽「そうそう!! 今回は初めましての剋くんと燈ちゃんがいるんですよう♪」
剋「遅いな」
燈「まぁまぁ」
燈「チャットですからタイミングが合わないことだってありますよ」
甘楽「そうです、そうです!
甘楽「剋くんは硬すぎですよー?」
麗美「そうだよぉ! 硬いと嫌われちゃうよー?」
麗美「フレンドリーじゃないとねっ!」
彌瘡「二人がフレンドリーすぎるだけだと思います」
燈「賑やかですね」
剋「やはり相変わらずだ」
麗美「お前もなぁー♪」
剋「まぁな」
麗美「おっ 自覚済みー?」
甘楽「剋くんは前から硬いもんねぇww」
麗美「駄目だよー? そんなんじゃww」
麗美「wwwwwwwwwwww」
甘楽「wwwwwwwwwwww」
彌瘡「二人とも。やめなさい」
燈「やりすぎですよ、二人とも」
甘楽「またまた! 燈ちゃんはそういいながら微笑してそうだよねー」
麗美「ホント!」
麗美「燈ちゃんはいっつも笑顔だもんね♪」
燈「そうですか?」
彌瘡「きっと、今も微笑してるでしょうね」
剋「どうだろうな」