二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【復活、デュラ中心】16獣の咆哮-情報屋の手中【コメ大歓迎】 ( No.43 )
- 日時: 2010/05/27 19:52
- 名前: 樹 (ID: I7JGXvEN)
- 参照: http://renrinmiku.blog70.fc2.com/
第八章
———綱吉視点 継承-初回———
二階———
「えっと、では最初の継承の説明をしますね」
重い空気に困ってそうだが、やはり微かな微笑を浮かべて燈さんが口を開いた。
皆もやはり張りつめた空気だ。
「最初の継承は荒狼ノ地と疾風山犬ノ風...........。
まぁ、この呼び方は堅苦しくて、めったに使わないのですが」
微笑が苦笑に途中で変わった。
途中によくわからない用語が出てきたけど、なんかカッコいいかも。
「楽に言えば俺達は陸と風と呼んでる」
「陸は正式な名前じゃなくて、私たちでいう"燈"と同じようなものなのですが、
本名より人間名の方が呼びやすい、という簡単な理由なんですよ」
軽っ そんな安易なことでいいのかな......
何か、その辺の兄弟みたい...
「まぁ、普通の兄弟のような親しみですからね」
Σ一期統合!
「情報として、なんですが陸の正式名称は"地" 風の人間名は"諷"ですよ」
「あ、有難うございます!」
よく考えれば先程までずっと二人が喋ってくれてたから、初発言?
「継承内容は二人の自由ですから、私たちにはわかりません」
「それに、継承に他の人間がかかわるのも制限はない」
「つまり、その二人以外の16獣がかかわるかもしれねぇってことか?」
山本も口を開いた。そしてそれに続くように燈さんが返答する。
「はい、そうです。 しかし、16獣だけとは限りません。陸や風には大勢の同志がいますから、彼らがかかわる可能性もあります」
誰かが聞くと予想していたのだろうか? 燈さんは、すらすらと言葉を並べた。
「逆にいえば、制限がかからなければお前らも仲間を従えていいってことだ」
"制限がかからなければ"? 俺がそれに対して聞こうとすると燈さんがそれに応えるように言葉を続けた。
「陸や風が人数制限や参加者を決めたらそれ以外は参加することができません」
「アルコバレーノの試練に似てんな」
リボーンが久しぶりに口をいらいた。そういえばさっきまでずっと考え事をしていたようだ。
「アルコバレーノの試練も私たちの継承も同じ方式ですからね」
難しいことはよくわからないけど、なんとなくは理解できた。
「やっぱり16獣ってのは強いのかよ?」
獄寺くんが口を開く。って、顔が怖いよ!!
「獄寺さん。継承が全て戦いとは限りませんよ」
少し呆れたように燈さんが述べる。そしてそれに剋さんが付け足す。
「嗚呼、そうだ。確かに戦闘の継承は有るかもしれないが、断じてすべてではない」
確かに、この人たちは戦ったら強いのかもしれないけど、そこまで好戦的には見えないなぁ
「継承の度に分からないところは説明しましょう」
「あっ、有難うございます」
さっきからこれしか言ってない気がする;
「じゃぁ、またな」
「はい、さようならぁ〜」
二人の説明の間ずっと黙っていた甘楽さんが口を開き手を振る。
ふっ、と二人の姿一瞬にして猫へと変わる。
「あ、可愛いかも......」
燈さん......いや、光さんは微笑するかのように"にゃぁ"と一声鳴き、
闇さんは俺の言葉が嫌だったのかフーッと威嚇する。
見た目は普通の猫。近所にいたら分からないかもしれない。
二匹は窓からひょいっと出て行った。
いや、此処二階なんですけど......... 猫だから大丈夫なのかな?
変な疑問を抱きながらも二匹を見送った
———舞台裏———
現在の入室者〜甘楽、彌瘡、樹〜
甘楽「ちょっと、ちょっと! 出番少ですよーもうっ」
彌瘡「いいじゃないですか。少しあるだけ」
彌瘡「僕は出番なしですよ(苦笑」
甘楽「一言ですよー!? 系二行です!」
樹「空白入れて三行だよ」
甘楽「お黙り!」
彌瘡「0行の身にもなってくださいよ」
樹「燈と剋の説明が終わったから、次辺りに風美兄妹出してあげるよ」
彌瘡「それは有難うございます」
彌瘡「麗美が喜びますよ」
甘楽「麗美もでしょー?」
彌瘡「そう、ですね」
甘楽「何!? その間は!」
彌瘡「それにしても随分順調に事が進みますね」
甘楽「ほーんと♪ 楽しいよぉ☆」
彌瘡「燈さんと剋さんは気付いてるようですが」
甘楽「まぁ、継承の使命には逆らえませんよ」
甘楽「(`・ω・´)キリッ」
彌瘡「甘楽さん......相変わらずのテンションですね」
彌瘡「現実とのギャップが凄いです」
甘楽「そういう彌瘡も、珍しく片仮名多いね☆♪」
彌瘡「記号乱用は止めた方がいいですよ」