二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【RE!+DR!!-ボカロ÷オリ×他】二次演劇部【修行】 ( No.5 )
- 日時: 2010/05/22 12:37
- 名前: 樹 (ID: I7JGXvEN)
- 参照: http://renrinmiku.blog70.fc2.com/
第一章
............。
「ねぇ」
「何だ?」
「直接あの人に聞いた方が早くないかな?」
「・・・。」
あれから全く事は進んでいない。
しばらく続く沈黙。
ハァ.........と、溜息がこぼれる。
「俺、聞いてみるよ」
〈すいません。 16獣って何ですか?〉
少しの間、再び沈黙する。
今度沈黙を破ったのは声ではなくメールの着信音だった...
〈16獣とは、黒と白に分かれた16匹の獣のことですよ。
彼らはこの世を作ったとされています。
実は彼らが実在しているようで、この話を持ちかけました。
黒猫、白猫を筆頭に動いているようです。
他には、黒豹、黒梟、黒山犬、黒蛇、黒鷲、黒馬、黒鹿。
白虎、白龍、白狼、白獅子、白海豹、白熊、白狐がいます。
黒と白で対立しているわけではなく、白黒関係なしに行動しているようです。
あ、これ、嘘めかしいようですが、事実僕此間白猫に会いましたよ。
16獣は人間の姿に化けることが出来るんですよ。
それで、此間白猫が人間になるところを見てしまいましてね(笑)
あ、そうそう。彼らは一つずつ力を持っていてその力は世を作るために使われた、とされていますが
戦闘センスもずば抜けているようですよ。
まぁ、この理由でこの話を持ちかけたんですけど。
他に聞きたいことがあったらメールしてください。
あ、あと。僕も一応情報屋なんですが、貴方の近くにもう一人僕とは関係ない情報屋がいるんですよ。
彼も少しぐらいは知ってると思うので、そちらもよろしくお願いします〉
俺はとりあえずこのメールを全員に見せる。
「よく奴もこんな長いの数分で打てたな」
そう言われれば山本の言うとおりだ。
「もしかしたら、元々聞かれるのが分かってて用意してたのかもしれねェな」
見透かしたような奴の言動ならそれもあり得るかもしれない。
「で、あの人の名前、何?」
「「・・・。」」
「そういえば...さっきから"奴"って言ってますよね」
「ははっ」
「笑ってる場合なのかほっといてもいいのか分からないけど、
流石に"奴"とか"あの人"って言うのもかわいそうだよ」
「十代目がそうおっしゃるなら...」
そういうと獄寺くんが携帯をいじりだす。
〈お前の名前は?〉
Σえええええええ
それだけですか!?
〈嗚呼、すいません。"彌瘡"といいます。
あんまり通信で個人情報は漏らしたくないので、
良く使ってる偽名なんですけど...
いずれ会うと思うのでその時に本名を教えますよ〉
何て読むんだろう.....?
難しい字...
んー?と首をひねっていると獄寺くんが
「多分、"みかさ"だと思いますよ」
と。
「みかさ?女の人かな?」
「さぁな。偽名って言ってるし分からねーゾ」
確かに。まぁ、一応は応えてくれるみたいだし。
信じてもいいのかな?
———舞台裏———
現在の入室者〜綱、彌瘡、甘楽、恭弥、樹〜
綱「えっと、彌瘡さんでいいのかな?」
彌瘡「嗚呼、いいですよ」
〜?さんが入室されました〜
?「ムゥ、ちゃんと名前入れたのにぃー」
樹「一応俺が管理人だからね」
?「・・・。」
〜?さんが退室されました〜
甘楽「僕も一応話には出てるんだけどなぁ」
綱「えっと......?」
甘楽「初めまして♪ 情報屋の甘楽でーすっ☆」
彌瘡「あ、甘楽さん。お久しぶりです」
甘楽「嗚呼、彌瘡ー 久しぶりノシノシ」
〜恭弥さんが退室されました〜
綱「あ。」
綱「って、此処チャットでしたっけ?」
樹「一応。」