二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【復活、デュラ中心】16獣の咆哮-情報屋の手中【コメ大歓迎】 ( No.56 )
- 日時: 2010/05/30 18:19
- 名前: 樹 (ID: I7JGXvEN)
- 参照: http://renrinmiku.blog70.fc2.com/
第九章
———継承第一回 地と風———
剋さんと燈さんが帰ってから二日たった。何も異変はない。
普段通りに学校へ行き、帰ってきた。
そして、その道中。
「沢田綱吉。」
ふと凛とした声が耳に届いた。聞いたところ男の人の声。
振り向くと二人の青年が立っていた。
「16獣、継承内容を発表する」
銀色の髪を高いところで一つ結び(所謂ポニテ)にした青年がそういった。
もう一人の青年は肩ほどの黒髪で後ろから髪をなびかせている。
そして、二人の共通点は珍しく街中で着物を着ていること。
この人たちのどちらかが陸さんで、どちらかが諷さんだろう。
二人とも剋さんと燈さんより年下だろうか?
「場所、指定なし。人物制限無し。継承条件は俺たちの持っているこのネックレスを取ることだ」
黒髪の青年がそう述べた。そして言いながら首にかけていたネックレスを外し紐を短くすれば腰に付けた。
もう一人もだ。
黒髪の青年が持っているネックレスは風の紋章。
銀髪の方は地のプレートのようだ。
「あ、えっと、戦闘とかも行うんですか?」
ふと疑問に思ったことをきいてみる。
「勿論ありだ。そうでなければ俺等の此れは取れない」
答えたのは銀髪の方。どこか威厳のある声だ。
そして、忘れてた、というように銀髪の人が口を開いた。
「そうそう。俺の名前は陸。宮瀬 陸(ミヤセ リク)」
「あ、俺の名前は、楠木 諷(クスノキ フウ)な」
「あ、えっと、沢田綱吉ですっ」
あれ?何でさっき名前呼ばれたのに名乗ってるんだろう?
やっぱ駄目だなー俺。
「じゃ、今から開始するよ」
「俺等は人選の関係で池袋へ寄ってから烏森へと移動する」
丁寧に移動先まで教えてくれた。
「君も、お仲間を連れてくるといい」
「君が移動し始めるころには烏森にいると思うから」
「場所を調べて来てよ」
「すぐ見つかると思うから」
双子のような息の合った喋り(本人にとっては遊び)を見せた後風を鳴らせ二人の姿が消えた。
《そうそう。俺らの姿は狼と山犬。変化する可能性もあるからな》
《制限時間とかないけど、疲れるから早くしてくれよ》
消えた後そんな声が聞こえたような気がした。
制限時間が無いのは嬉しいけど、やっぱり軽い気がするなぁ......
———舞台裏———
現在の入室者〜陸、楓、燈、剋、樹〜
陸「また一文字が揃ったな」
楓「そうだな」
樹「16獣はなぜか一文字が多いからね」
燈「まぁ、二文字の子もいるんですけどね」
剋「嗚呼、確かにな」
剋「そのうちに出てくるだろう」
陸「継承内容、実は考えてなかったらしいな」
樹「最初っから何も考えてないって言ってるでしょ?」
剋「そんなんでよくここまで書いたな」
楓「放棄すんなよ」
樹「はいはい」
樹「でもはっきり言って鬼ごっこすきだよ」
燈「今日カラオケ行ったらリアル鬼ごっこに宣伝をやっていたからでしょう?」
樹「まぁ、ね」
楓「単純」
陸「仕方ないだろう」
剋「樹だからな」