二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【復活、デュラ中心】16獣の咆哮-情報屋の手中【コメ大歓迎】 ( No.62 )
日時: 2010/05/31 18:02
名前: 樹 (ID: I7JGXvEN)
参照: http://renrinmiku.blog70.fc2.com/

第十章
———池袋 人数揃え———

現在時刻18:45——
場所 池袋

「陸兄、本当に坤中から探すのか?」

人通りの多い中でひときわ目出す着物の青年二人。
一人、言うに諷が口を開いた。

陸兄、と呼ばれた方は"んー"と少し考える仕草を見せた後、返答した。

「探すしかないだろう」

考えたのか?と諷は溜息をつくものの、了解、というように首を縦に振れば、返答する。

「じゃ、俺は......デュラハンと罪歌を探してくる」

「さり気無く女性軍選んだな......。
  まぁ、いい。俺は平和島静雄の方を探してくる」

「じゃなっ」

諷が口にした軽い挨拶を合図に二人の姿が消えた。





同時刻 並盛


メンバーとして集められたのは
沢田綱吉は勿論、
獄寺隼人、山本武、雲雀恭弥、笹川了平、クローム髑髏、ビアンキ(ゴーグル着用)、リボーンだ。

獄寺くん、山本、お兄さん(了平)、リボーンは直ぐに参戦許可を出してくれたが、その他は別。

まぁ、雲雀さんは戦闘が出来る、っていったらすぐにOK出してくれたんだけど。

ビアンキはリボーンが行くって言ったら来てくれた。

問題はクロームだった。
女の子だし、無理やり連れてくる必要はなかったけどリボーンが必要だっていうから............

黒曜ランドに行ったら勿論城島犬と柿本千種がいて相談に結構時間がかかった。

最終的には19:00辺りまでかかってしまった。

母さんに今日は帰れないかもって連絡しておかないとなぁ

リボーンが烏森について調べてくれたから今すぐいける。





18:50、池袋、諷側

ポンポーン

マンションのチャイムが鳴る。
鳴らしたのは諷。そして今いるのはデュラハンこと、セルティ・ストゥルルソンがいる場所。

『はいー』

しかし、中から聞こえたのは男の声。一番厄介な奴、新羅。

「セルティさん居ますか?」

先程までとは違う思いっきりの敬語。此処で呼び捨てにしたら台無しなのは分かっている。

『あ、セルティ? えーっと どちら様?』

「諷と言います。知り合いではないんですが、少し協力してもらいたいことがありまして」

『嗚呼ー 依頼かな?』

そう新羅が答えれば、スーとドアが開いた。
中に入る。部屋の前まで来てチャイムを鳴らす。

ガチャリ。

返答が無いまま鍵が開けられる。

「初めまして。楠木 諷です」

出たのはセルティ。相手に向かって丁重に挨拶した。
セルティの方も何やら打ちこんで挨拶する。

【初めまして。セルティです】

「依頼なんですが.........」

セルティに此方の事情を伝える。
ただし、継承とは言わず追われている、と。
そして烏森に逃げるからそれに参戦してほしいと。

【あの......私は運び屋なんですが...】

そう打ち込み、己に見せる前に諷が口を開く。

「20枚でどうですか?」

勿論万札。 にこり、と微笑を浮かべたままそう述べる。予想通りセルティは驚く。

【いいいいい、いや! そういう問題じゃなくて!】

丁寧に驚いた様まで入力する。しかし、此処で引き下がれば継承が失敗する。

「無理、だと言うんですか?」

微笑を浮かべたまま追い打ちをかける言葉。


結論づければ一人目確保。セルティがいれば罪歌もたやすいだろう。


「もう一ついいですか?罪歌の母親にも協力してもらいたいんです」

そういうと、相手も流石に断りきれないのが分かったのか
コク、と頷くとバイクに乗って下に降りて行った。

「烏森で待ってますよ!」

セルティの背中に向かってそう叫ぶ。きっと罪歌を連れてきてくれるだろう。

諷はそう確信し、烏森へ向かった。
陸兄もそのうちにくるだろう。





18:50、池袋、陸側

そこでは二人の青年が向き合っていた。

「なぁ、静雄。ちょっと協力してほしいんだ」

「あ゛ぁ? 俺ァ忙しいんだよ」

陸の言葉に冷たい静雄の返答。
一見、説得は無理そうに見えるが静雄との付き合いは結構あるし、どうやったらしたがってくれるかぐらいは分かる。

「協力してくれたら、お礼に臨也潰すの手伝ってやるよ」

にこり、と笑みを浮かべたままさり気無く怖いことを呟く陸。

ぴくり、とそれに反応する静雄。直ぐに答えが返ってくる。

「よし、で?何に協力すんだよ」

「烏森ってところで戦闘鬼ごっこをやるんだけど、俺のチームになって協力してほしいんだ」

だます気配はなし。思いっきり本当のことを言う。
それはばれた後がややこしくなるから。

「戦闘? チッ...」

戦闘と聞いて舌打ちするものの、先程の陸の言葉を聞いて少し悩む。

「殺しはしないなら、いいぜ」

少し悩んだ結果そう答える。

「勿論、大事な人だからな。殺しはしない」

そう俺が返答してやれば満足そうに頷く。乗り気になってくれたらしい。

結構簡単に言って良かった...

後は烏森に行くだけ。

陸は人間とは思えない動きで町内を走り抜け、それでいて人の目を避ける。
静雄はそれを見失うことなく己なりのパルクールで付いて行った。



  ———中途半端だけど舞台裏———

現在の入室者〜セットン、罪歌、樹〜

罪歌「あの よろしく おねがいします」
セットン「うん、宜しく」
罪歌「きょう なんで よばれたんですか?」
セットン「諷って言う人の依頼でね〜」
セットン「御免ね。巻き込んじゃって」
罪歌「いえ へいきです」
セットン「奴刀の方の罪歌を使っちゃうかもしれないんだけど......」

〜甘楽さんが入室されました〜

セットン「!?」
罪歌「だいじょうぶです」
セットン「甘楽さん、こんです」
罪歌「あ、ごめんなさい」
甘楽「おやおや〜?」
甘楽「そんなこと言ってると実際の人物がバレちゃいますよぉ〜?」
罪歌「あの ?」
甘楽「今来たのが田中太郎さんじゃなくてよかったですねっ☆」
罪歌「?」
セットン「甘楽さん。そういうことは止めましょう」
甘楽「はいは〜い♪」
甘楽「ま、私は個人情報は漏らしませんよう」