二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【復活、デュラ中心】16獣の咆哮-情報屋の手中【コメ大歓迎】 ( No.68 )
日時: 2010/06/03 20:37
名前: 樹 (ID: I7JGXvEN)
参照: http://renrinmiku.blog70.fc2.com/


第十三章
———鬼ごっこ開始 烏森学園———

中等部校舎入口———

「中等部と高等部があるみてぇだな。よし、分かれるぞ」

えぇっ!? せっかく4人で安心だと思ってたのに......

「大丈夫っスよ。十代目。俺がついてますから!」

いや...余計怖いんですけどー

「取りあえず任せたぞ。俺等は高等部に行くからな」

と、リボーンとビアンキは高等部の方へと向かった。






フワ......ッ



淡い明かりが見えたかと思えばみたこともない化け物が浮いていて.................

「うわぁっ!?」

「ど、どうしました? 十代目!」

「あああああああ、アレっ!」

ばっ、よ化け物を指さす。相手は底までおっきくないが怖いものは怖い。

が、しかし

「アレ?」

俺が指さした方向を見て獄寺くんは首をかしげる。
もしかして...見えてない?


「それがアヤカシよ」


ふと凛とした声が中等部一回の廊下に響いた。
廊下の向こうから歩いてきたのは先程の髪の長い女のひと、時音だ。
さっき喋っていた尻尾の白い化け犬は居ない。

「貴方は見えるようね。珍しい」

ぼそ、とそう呟くと時音さんは「結ッ」と声を上げた。
それと同時に人差し指と高指を立てて下から上へと腕を振る。

と、奴と言われた化け物が半透明の緑色の箱に包まれた。

「滅。」

その声と同時に腕を振り下ろす。
ボフッと爆発するようにして箱ごと奴が消えた。

俺たちは唯見入っていた。

「これが私たちの仕事よ。
  で、今日は何しに来たの?」

そう会話をいったん終わらせてから時音さんが問う。
それが本当の目的だったんだろうか?

「えっと、陸さんと諷さんって言う人のネックレスを取らなくちゃいけなくて......」

俺は時音さんに説明した。

「ふぅん、なるほどね」

どうやら分かってもらえたようで、顎に添えていた手を降ろした。

「奴も交えて盛大に鬼ごっこ、か」

意味深げに時音さんはそう述べる。溜息も聞こえたような気がした。

「出来るだけ学校壊さないで頂戴ね。直すの大変なんだから」

とだけ言うと、彼女は校舎を出て行こうとする。
しかし、ピタリと足を入口の前で留めると、向き直って言葉を続けた。

「そうそう。私も一応敵だからね」

にこ、と笑みを浮かべて、"ごめんね"と追加すると再び、

「結!」

すると、俺たちがあの緑色の箱に閉じ込められた。

「ちょ、ちょっと!」
「テメェ! 何しやがんだッ!!」

がんがんと結界をたたくがびくともしない。

「じゃぁねー」

笑みを浮かべたまま手を振ると校舎から出て行ってしまった。


「「・・・。」」




烏森、森地区——


「............」
「............」

二人とも口を利かないまま森をくぐっていた。
歩いているのは雲雀恭弥とクローム髑髏。


森の中央辺りだろうか?ふと上から声がした。






「ふぅん。君たちか」
「目的は知ってるよね?」



  ———舞台裏———

現在の入室者〜雪音、墨守、綱、樹〜

雪音「初めまして。雪村時音です」
墨守「墨村良守」
綱「あ、えっと、宜しくお願いします!」
樹「宜しく」
雪音「綱さん、さっきは御免なさいね」
綱「しょ、小説ですから仕方ないですよ」
綱「俺は全然平気です!」
墨守「解き方もわかんねぇのに大丈夫なのか?」
雪音「私は頼まれただけだから」
綱「え、誰に、ですか?」
雪音「白尾によ」
綱「えっと、あの?」
雪音「そう。私と話してた白い尻尾の犬よ」
雪音「白尾って言うの」
綱「へぇ、犬が多いですね;」
樹「それが目的だしな」