二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボカロ】Let’s! VOCALOBAND!!第四話開始! ( No.252 )
日時: 2010/07/19 18:27
名前: 白柊 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
参照: http://サマーコンサート間近になる。 最近腕がつった。痛い。

第四話 一日という時間はとにもかくにも早く過ぎる

「よし、初めての1日練習。皆宜しくね!」

小島先生は嬉しそうに、そう語りました。
聞いているのは指示を待っている私とキョウだけですが。
そしてそれは私にとって地獄もとい地獄なのですが。

まぁ、それはさておき私達ボカロメンバーは小島先生とは初の1日練習を迎える事になりました。

1日と言う期間を使い、技術を向上させる練習です。
最も、私達にとっては楽しい練習……の筈でした。



天然爆d……小島先生のご指導を除き。



「ボカロメンバー初の舞台も待ってるし、頑張ろう!」


そして正式に言うとボカロバンド、ですが。
ボカロメンバーは去年アンサンブルコンテストや、冬のコンサート、定期演奏会にも出てますよ?
強いて言うと初の舞台は1年生(当時のボカロメンバー)のサマーコンサートですかね。
もう溜息と言うより無くなった幸せを求める息を吐きつつ私は思いました。

と言うか早く指示を下さい……


いつか来るとは分かってた1日練習。
爆d……とにかく地獄と言う事も覚悟していました。
そして地獄の張本人は笑顔で居る為、余計地獄です。
平和な日常と練習その他もろもろを返して欲しいですね。

「……とりあえず金管と木管分かれて分奏して、11時半から合奏を始めて下さい」

小島先生の15分の名言劇場……を聞きようやくもらった指示を金管のメンバーに伝えました。
キョウは木管のメンバーに伝えに行ったそうです。

皆小島先生の名言劇場の末の情報とは流石に知らず、普通にはい。と言い練習を始めました。

長かったですねぇ……名言劇場。


その内のどれが名言なのか私には分かりもしませんでしたよ。


「はぁ…………」

またも溜息をつき、楽器を吹く。
こんな気分で楽器を吹いて大丈夫なんでしょうか?とか本当に心配です。


「ユキちゃん、大丈夫……?」
「…………疲れてるみたいだけど」

隣から声がして振り向くとマリちゃんとココロちゃんが此方を見てました。
余程大きな溜息をついたんでしょうか。

最も、大丈夫じゃないよとかいえないんですけどね。


「うん、平気……多分」

「ユキちゃんこの前倒れたんでしょ? 無理しないでね」

小島のやr……小島先生。
貴方、どう言う情報を周りに伝えたんですか。
早退もしていないのに、大袈裟ですよ?

私の個人のプライバシーもとい人権がズタズタな気がしますよ?


「……大丈夫なら、良いけど。小島先生から伝言でビシバシ練習するから宜しくね! だって。」


……小島の野郎。





ふざけんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!





こうして邪念に満ちかけている状況の中。


1日練習は幕を開けました。