二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ボカロ】Let’s! VOCALOBAND!! ( No.29 )
- 日時: 2010/06/13 13:19
- 名前: 瑞夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
- 参照: http://吹奏楽部です♪お話できる方は気軽に話しましょう♪
第二話 結成! VOCALOBAND!
この遅刻教師め。
帰ってくれればどれだけメンタルが持ったか。
私の心は既に気力ゼロの灰になっていた。
「こ……小島先生ですね?」
寡翠先生がこちらをチラッと見る。
本人に聞いて下さいよ、先生
「……そうですね」
私は溜息をついて答える。
あぁ、夢だったら良いのになぁ。
あ、ちなみに私がこんなに新顧問が嫌な理由はもう1つある。
そう、ミクちゃんから聞いたんだ。
「その演奏メンバー決まってて私とかユキちゃんとかカイトとかリンとかボカロメンバー全員入り!」
あ、ちなみにボカロメンバーとは私、ミクちゃん、カイト、リン、レン、めーちゃん、ルカ、がくぽ、ナギ、ココロ、シオン。
今年の2年生のボカロ吹奏楽部メンバーの事です。
「あ、貴方達(2年生)がボカロメンバーよね! 初めまして! 私は小島 柚榎璃です!」
……何で知ってるんだ、この顧問。
しかも名前知ってるから、うん。
私は憂いと言うかもはや諦めの目で小島先生を見ていた。
「あ、それで早速だけど今回の新入生歓迎コンサートの人達は第二音楽室に来てもらっても良いかな?」
私は一瞬にしてその台詞にツッコミを覚えた。
第二音楽室此処ですよ、先生。(本当)
流石に言わないのもアレなので言っておく。
「先生、第一音楽室に集まりましょう。此処、第二音楽室ですよ」
「えっ!? そうなの!? じゃあ、ユキ案内してもらえる?」
ざけとんのかコラァァァァァァァァァ!!
私は心の叫びをまたもやあげられた。
そう、この先生は自分のクラスの生徒はファーストネームで呼び捨てで呼ぶ。
言っとくけれど、私はこの先生とは親戚とかそう言う関係は一つも無いです。
ただの生徒です。
本当に。
私はもう輝きの無い目を眼鏡で隠し、ボカロメンバーを起立させ、第一音楽室へ向かった。
寡翠先生、助けて下さい。