二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【烈人と玲菜が】ボカロで学園【コラボってみた】 ( No.40 )
日時: 2010/06/29 12:24
名前: 玲菜 (ID: SiB1Ygca)

短編書きます【え?それは暇だからだよ】←

+他人と自分。どっちが大切?+

「私ね、レンが幸せなら私はどうなってもいいだよ!」

「嘘付け、人間誰しも自分が可愛いんだよ」

夕焼けの空に金髪の少女と少年が歩いていた。
茜色の夕日が少年少女の金髪の髪を染める。

「えぇー、そんな事誰が言ったの?」
金髪の少女、リンが首を傾げて言った。
レンと呼ばれた少年は深くため息を付いた。
「じゃあなー、お前と俺が海で溺れてます。でもお前の近くに浮輪があります。お前はどうする?」

「レンを助ける」
即答したリンだった。レンは眼を見開いた。
「おま、だって死にそうなんだぞ?それなのに——」
  「助けるよ」
にんまりと華やかに笑うリン。
レンは、それを見て驚いていた。がまた溜息をついた。
「まぁ、口ならなんとでもいえるよ」
呆れた顔でリンを見た。
「む!本当だもーん!別にレンじゃなくても助けるよ!自分だけ助かるなんて嫌。」
リンは、空を一瞬見上げレンの顔を見てニコッと笑った。そして哀しい笑顔になった。
レンは、何故そんな顔をしたのか何を想ってそんな事を言ったのか知る術はなかった。


リンが、彼女が何を想ってるのか
何故、あんな事言ったのかレンは不思議で堪らなかった。
最後に見た、哀しい笑顔。何故あんな表情をしたのか不思議だった。

そして、それが彼女の最期の笑顔だった——……。








「大変だ!レン!リンちゃんが……!」
この街に嵐がやってきた晩だった。
風は強く、雨は石の様に痛く強い雨だった。

そんな晩に、レンに知らされた最悪の話——。

「え、リンが——?嘘だろ……」

リンが亡くなったっという話だった、

亡くなった理由は、こうだった

”土砂崩れ”だった。子犬を助けて自分が身代わりになったっと言うことだった。
子犬は、リンによって無傷だった——……。

レンは、何も言えなかった。
そして、リンの言葉を思い出す。

『自分だけ助かるなんて嫌。』

リンの哀しい笑顔、リンのあの言葉。
レンは、静かに涙を流すしかなかった。


そして、リンが助けた子犬を見た。
レンは、唇を噛み締めた。

レンの心を支配するのは”哀しみ”だった、だけどどこか辛くて言葉に出来ない感情だった。
苦しくて哀しくて辛くて時に自分を責める——。

”俺は、なんであんな事をいってしまったんだろう”

リンはっ!自分より他の人を優先した。
俺だったらきっとしない——。

自分が助かりたいから……。
俺はなんてちっぽけなんだ……


レンは、一晩中泣き続けた。辛かったから?
哀しかったから?苦しかったから?

ううん、違うんだ。
哀しいもあるけど、二度とリンに会えない”孤独”に泣いてる。

リンがいて、乗り越えられた事もあった。
俺とリンはいつも一緒だった。

初めて知ったこの”孤独”っという感情
止められないこの涙——。

翌日、リンの葬式があったが俺はいけなかった。
いや、行きたくなかった。


その時だった、レンの部屋の扉が開いた。
「あ、レン君ごめんね、どうしても渡したいものがあって、きっとこれリンがレン君に宛てた手紙だと思うから」

出てきたのは、リンの母親だった。
リンの母親は、レンに白い無地の手紙に『レンへ』と書いてあった。

「レン君、リンはねレン君の事大好きだったのよ。でもその気持ちを伝えられないままこの世を絶ってしまったけど。その気持ちだけは分かってあげてね」
うっすら見える涙。レンは無言に頷くしかなかった。

そして、リンの母親はレンの部屋を出た。
レンは、恐る恐る手紙の封を開けた。

レンは、手紙を読み始め。
静かに涙を流した。一粒一粒が手紙に墜ちる。
泪によって字が滲む、

手紙の内容は、たった一言だった。

『ずっと、そばにいるよ』

白い手紙にたった一言。
レンは、その言葉に救われた……。

”ずっと”一緒にいたリンとレン。
だけど、リンはもういない。

いなくなってしまったけど——

「ありがとう、リン。ずっと心は繋がってるよな」


  時に、この世を絶った人達の事を
   ー想い出してあげてくださいー

そして、振り返ってください……。
  ー大切な事、大切なモノ—

——振り返れば見つかるかもしれません——。


   +他人と自分、どっちが大切?+end



あとがき
意味フ意味フ意味フ意味フ意味フ意味フ意味フ((

いやその、亡くなった人達の事を思い出してください
と命の重みとか伝わってないと思いますけど!

そんなふうに想って書きました。((
時にあんなリンちゃんもいいよねっ!
時にあんなレン君もいいよねっ!←シネ

まぁ、大切な人の死を恐れないで受け止めて
そして時に思い出して欲しいなっと想いました。

思い出し、見失いかけてたモノを見つけて欲しいなっと想いました。

あ、意味フでごめんなさい