二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ありがとう〜大好きな君へ〜 イナズマイレブン ( No.145 )
日時: 2010/08/25 21:31
名前: さくら (ID: sNU/fhM0)

ノア『フィディオ君、こ、これはちょっと・・・/////』

はい。そうです。

私は今、フィディオ君に姫抱きされているんです。

まぁ、いわゆるあれ、です。

お姫様抱っこ。です。


(イナズマ86話の秋ちゃんと円堂みたいなものです)

私はドレス姿でフィディオ君はユニフォーム姿。フィディオ君は私を姫抱きしたまま走ってます。

ちょっと恥ずかしいです。はい。



周りの視線が集まる中、フィディオ君は私を何処に連れて行くつもりなのかな?



ノア『フィディオ君、何処に行くの?』

フィ「秘密♪」



秘密♪って・・・^^;

それよりもフィディオ君。さっきから凄い笑顔なんだけど・・・

怖いほどニッコリしてるし・・・^^;




フィ「ふぅ・・・ついた」


フィディオ君の声と共に顔をあげると、そこには夕日が沈みかけて、海がオレンジ色に染まっていた。

砂浜は真っ白で、海の音だけが響いていた。



ノア『わぁ・・・綺麗・・・』

フィ「だろ?一度見せたかったんだ」


こっちを向いて、にこりと笑うフィディオ君を見て、私も笑顔になれた。

今までとは何か違う。笑うってこんなに暖かいんだ・・・。



フィ「ノア・レイリスさん」


いきなり真剣に名前を呼ばれたのでびっくりした。



フィ「貴方に伝えたい大事な話があります。聞いてくれませんか?」


さっきより真剣で顔をすこし赤らめているフィディオ君にゴクリ、と唾を飲み込んだ。


ノア『・・・?』

フィ「あ、あの、その・・・お、俺は、その・・・の、ノアちゃんが、す・・・」

ノア『・・・?』

フィ「好きです!!!!!!」









ノア『・・・・・・・へ、』










フィ「だ、だから、つ、お、つ、俺と、付き合ってください!!!!!!」



私は、最初夢だと思い、後ろを向いて頬を引っ張ってみた。


・・・い、痛い><


すると、赤面をしたフィディオ君に笑われた。


フィディオ君・・・!!


フィ「ノアちゃん」


何?という前に、ぐいっと引き寄せられ、辿り着いた先はフィディオ君の青いユニフォーム。

そして、私の唇に暖かい何かが触れた。





         世間はこれをキスという。





ゆっくりと唇を離されて、フィディオ君の顔を見ると、耳から耳まで真っ赤にしていた。


フィ「えと、返事は?」

ノア『え?』

フィ「だから、・・・告白の/////』

ノア『えと、わ、私も!!す、好きです・・・/////』


フィディオ君の顔が一気に明るくなった。

そして強い力で私を引き寄せて、抱きしめてくれた。

とっても安心する。心地いい。




あぁ神様・・・。有難うございました。この人との出会いをくれて。

出来れば声も出てたら良かったけど、私にはもったいないです。



フィディオ君なら私を守ってくれる。きっと。



フィ「??どうしたの?」

ノア「フィ・・・ディオ君。」

フィ「!?!?!!!?ノアちゃん!!君、声が!!」

ノア「出・・・てる。・・・私の、声・・・!!」



神様・・・。私、出ました!!これが私の本当の声。

どう感謝していいか・・・!!



フィ「ノアちゃん!!声、出たんだね!!」

ノア「うん!!フィディオ君!!」


フィ「ノアちゃん。俺、一生君を守り抜くよ。大好きだ・・・。いや、愛してる」


そういって、フィディオ君と私は唇を重ねた。

触れるだけのキスだが、深く、優しいキス。













ノア「??フィディオ君、これ・・・」

フィ「ノアちゃん。お、俺からのプレゼント。気に入ってくれたかな、」


自然に私の手の中にあった、綺麗なペンダント。

落ち着く、深い青色の宝石がはめられている。

それは、フィディオ君の瞳みたいだった。



フィ「こ、今度はちゃんとした指輪、渡すから!!」


それって・・・つまり・・・


フィ「だ、だから、その、その時は・・・・・・・・・・結婚してください!!」


私は満面の笑みで答えた。


ノア「はい!!」








本日三回目のキス。

それは、『一生君を守りぬく』という、フィディオの決意と『一生貴方の隣に居ます』という、ノアの思いが混じった、




            深い深い、誓いのキスだった———。



END

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お、終わったぞぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
ついに完結しました!!
ノアちゃん。良かったですね^^
番外編も2,3個書くのでお楽しみに!!