二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

ポケモン二次創作 【金ノ瞳、銀ノ翼】 ( No.76 )
日時: 2010/09/22 21:17
名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)

第三十章 〜白金、白銀の光 中盤戦〜

渦巻き島最深部
リオン「あれ?さっきまでの感情が来ないわ?」
ギンガ「そういえば・・・」
エンテイ「スイクンの『水晶壁』だ。あらゆる攻撃を寄せ付けない壁で、我々を覆っている。」
スイクン「少しは気分が楽になると思いまして。どうですか?」
リオン「・・・すごいです、すっかり楽になったもの。ありがとうございます。」
サトル「・・・」
ライコウ「そろそろルギア様の住処です。きっと、我々の主もいらっしゃると思います。」

???「これで世界は私の物だ!!」
???「シャアアァァァ!!」
???「すぐに楽にして差し上げますよ・・・」
リオン「居た!アポロ!やっめなさあい!!」
アポロ「おや、ラムダとアテネはどうしたのでしょうか?」
ギンガ「今、ヒスイさんが相手をしている。そんなことより・・・」
アポロ「ふふ・・・何故貴方方が伝説のポケモン達と共に、ここにいらしたのですか?」
サトル「お前達の目的を教えてくれたのは、この三匹なんだ。お前らは三匹の主、ホウオウとルギアを捕獲しようとしているんだろう?」
アポロ「それで、計画を阻止しようという訳ですね・・・ふふふ・・・」
リオン「何がおかしい?」
アポロ「おしかったですねぇ。ええ、実に。残念ながら、私達の目的は完遂しました。」
ギンガ「どういう事だ・・・!?そのモンスターボールは、まさか・・・!」
アポロ「そのとおりですよギンガ様。遂に捕獲に成功したのですよ!ジョウトの伝説のポケモン、ルギアとホウオウを!これで神の力も、世界も全てが私の物だ!」
リオン「そんな・・・。間に合わなかったなんて・・・」
サトル「くそっ!」
スイクン「ホウオウ様!私共の声が聞こえますか!?」
ライコウ「主が・・・人間なんぞに捕えられたなんて・・・」
エンテイ「どうすればよいのだ!?」
リオン「そんなの簡単ですよ。あいつから・・・」
ギンガ「奪い返せば問題ない。ニューラ、泥棒!」
アポロ「んなっ!?」
ギンガ「よくやった、ニューラ。まずは一つ目、ルギアは開放させて貰うぜ。」
リオン「と、いう事でホウオウも開放しなさい!」
アポロ「そうはいきませんよ!マタドガス、煙幕です!」
サトル「何度も同じ手に引っかかるかよ!ピジョット、吹き飛ばし!」
リオン「そして!超必殺!アッパーカット、リオンスペシャルゥゥ!!」
アポロ「甘い!こんな技、かわせますよっ・・・!?」
スイクン「ここから先には何があっても通しません!」
エンテイ「さて、我々の主を解放して貰おうか。さもなくば・・・」
ライコウ「我々の技と牙が、貴様の体を貫くことになる・・・」
リオン「・・・って言ってるんだからねっ!!どうせ、アンタには分かんないだろうけどっ!!」
アポロには、何を言っているのか分からないので、わざわざ通訳係に徹するリオン。
アポロ「・・・通訳感謝致しますよ。なんせ、私にはポケモンの言葉が分からないものでね・・・しばらくはその力も必要でしょう。貴方には私についてきていただきます。」
リオン「何を言うんですかこの人・・・答えは全てNOなんですけど!」
ギンガ「今度はそうはさせないからな。今こそ、俺が貴様らを止める!」
ランス「アポロ様!外が包囲されております!」
アポロ「それはどういうことです!?」
リオン「・・・ヒスイさんね。あの二人に勝って、援軍を要請したのね!さあ、どうするのかしら?」
サトル「もう、逃げ場は無いぜ?」
アポロ「ふふふ・・・そうはいきませんと、さっき言いましたよね?私には、最強の切り札が残っているのですよ・・・行くのです!ホウオウ!!」
リオン「ホウオウ!しっかりして!そんな奴のいう事なんてきいちゃだめよ!!」
アポロ「この者達を黒く焼き尽くす・・・『聖なる炎』!」
ホウオウ「シャアアァァァ!!」
ギンガ「あっつ!」
サトル「!?オーダイル、波乗り!」
アポロ「貴方には共に来ていただきます。」
リオン「きゃあぁぁ!?」
スイクン「リオンさん!」
ギンガ「あっ!?待て!アポロ!」
リオン「ちょっと、放しなさいよっ!」
サトル「!!」
アポロ「マタドガス、煙幕です!」
リオン「たっ・・・!!」
サトル&ギンガ「リオン!!!」

???
アポロ「ご安心下さい。別にとって食おうって訳じゃないんですから。」
リオン「何が目的?」
アポロ「貴方は、ホウオウと意思疎通出来るのですよね。これでお分かりですか?」
リオン「嫌よ!そんな事。絶対にイ・ヤ!」
アポロ「では、私がホウオウに何をしても、文句は言えないですよね?」
リオン「っ・・・汚いわよ・・・」
アポロ「それはどうも。良いお答えを期待しておりますよ。」
リオン「私はどうしたらいいの・・・?」

渦巻き列島
サトル「リオン!リオン!何処なんだー!?」
ギンガ「うるさい。取り乱している場合じゃないだろ。ホウオウだって捕われたままなんだ。」
ヒスイ「手がかりはないのか?」
ギンガ「それが、何も無いんです・・・」
サトル「リオンの事、心配じゃねえのかよ!?」
ギンガ「・・・心配さ。だからこそ、冷静になって確実な手がかりを探してるんだろう?」
サトル「・・・くそっ!」
???「・・・」
ギンガ「ルギア、どうしたんですか?」
ルギア「・・・リオンとやらは、ホウオウと居るのか?」
ギンガ「はい。敵が連れ去ったんです・・・」
ルギア「ここに来る時に、二つの鈴は持ってきたか?」
サトル「・・・何か言ってるのか?」
ギンガ「鈴は持ってきたかと聞いてる。少し静かにしててくれ。で、鈴がどうかしたのですか?」
ルギア「もし、リオンとやらが『海鳴りの鈴』を持っているならば・・・居場所が分かるかも知れぬ。」
ギンガ「それは本当ですか!?も、持ってるはずです!」
サトル「おい、どういうことだよ?」
ギンガ「もしかしたら、リオンの居場所が分かるかもしれない!ルギア、お願いします!」
ルギア「私は、あの娘にこの間の借りがある。私に出来ることなら何でもしよう。」
スイクン「我らも参ります。きっとお役に立てるはずです。」
エンテイ「主が悪に協力するなんて信じられない。出来ることがあれば、何でも言ってくだされ。」
ライコウ「やられたら、やり返さねば。」
ギンガ「助かります。おい!皆が協力するってさ。」
サトル「マジでか!うわ〜すっげー!」
ヒスイ「こちらこそよろしく、と伝えてもらえないかい?」
ギンガ「こちらこそ、よろしくお願いします。」
ルギア「海鳴りの鈴は、私の一部といっても過言ではない。きっと、共鳴するはず・・・!」
「ショルゥゥアァァァ!!!」


次回へ続く