二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 赤頭巾ちゃんと愉快な仲間達【童話】 ( No.149 )
- 日時: 2010/09/20 19:50
- 名前: 雨月 (ID: H5up09UV)
第十幕【ポチ】
はい、と言う事で作者の諸事情も有りましたが久し振りに更新ですねぇ。え?さっさと本編っ!!本編ってあんたらはどっかのデモ隊ですか!!え?あ、ごめんなさいだからかえらないでぇぇ!!
「で、アレってあれか?金ちゃん先生」
空豆野が指をさす方に目を向ける裕也。
「うわぁ。こっち来たよぉ、もうこの際生徒でも何でも良いよ。大上助けてくれぇ」
大上の肩を持ち涙を流しながら言う金ちゃん先生。
「でも、アレだろ?俺、アレ嫌いなんだけど…」
「何言ってんの!?裕也、一応遠い親戚じゃんか!!」
「アレと一緒にするなよっ!!あ、こっちに来たわぁ」
そう言ってびくびくしている金ちゃん先生を庇うように前に出た大上。
「可愛いから大丈夫っ!!名前からして可愛いオーラ全開じゃん?」
そう言って、いっぽ後ずさるジャック。
「てめぇ、言ってる事とやってる事違うだろ」
怒りマークを表しながら、大上は構える。
「き、来たぁぁぁ!!」
そう金ちゃん先生が発した時に、俗に皆が言うアレが飛び込んできた。
「ぬわっと。止めろぉ!!俺はお前の肉じゃなぁぁい!!」
ありゃ?其の飛び込んで来たものは大上の上を通過し其のまま直で金ちゃん先生に突撃してるわ。
「はは、やっぱこいつは金ちゃん先生が好きみたいじゃんか」
高笑いしながら大上はソレに飛びこまれた金ちゃん先生を見る。
「でも、こうして傍から見るといいんだけど…」
「やられてる本人はなぁ…」
「痛っ!!ちょ、ポチ咬まないで!!君咬むと出血どころか腕一本無くなるからぁぁ!!」
そう、今先ほど金ちゃん先生に飛び込んできたのは通称・ポチ。御伽学院に住みつく可愛らしい…?狼である。
「まぁまぁ、金ちゃん先生もたまには遊んでやれって」
「そうですよ。狼だって犬同然遊んでやらないとグレますよ」
そう言って、ジャックはクラスメートが並ぶ列に戻る。
「…そう言うこった。先生お達者で、俺は先生の事忘れないぜ」
「チョぉぉ!!俺ここで死んじゃうんかいなぁぁ!!」
この後、屍になった金ちゃん先生が発見されたとかされなかったとか。
—— Next time.