二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 桜蘭高校ホスト部〜あなたに恋をしてしまった〜 ( No.1 )
日時: 2010/08/13 23:19
名前: 樹 (ID: 2cRnojto)

1話

「季羅?どこにいるのだ?」
「何をしてるんだ。環。」
「ん、あぁ。鏡夜、季羅は見なかったか?」
「ああ。季羅なら、いつものとこだよ。」

「おぉ。季羅見つけたぞ。もうそろそろ開店する時間だから戻って来るのだ。」
「OK。もう少ししたら行くわ。」
また、始まるか。『ホスト部』が・・・。
季羅はそんな事を考えながら、ホスト部の活動場所へと向かった。

「ハルヒもよく働くようになったじゃん。」
「あ、季羅先輩。こんにちは。そういえば、季羅先輩を指名してる人がいましたよ?」
「お、まじ?ありがと教えてくれて。」
そして季羅はハルヒの指差す方向へと向かった。
指名した女性は常連客だった。
「季羅君。ごきげんよう。勉強している季羅くん、かっこよかったですわ。」
「ありがと。夕果姫。いつも見てくれてんだねっ。ありがと★」
そう言って季羅は、姫たちのハートをわしづかみにする。
そうして色々話していたら、活動終了の時間になる。
「・・・はぁ〜。疲れた・・・。」
欠伸をしていたら、飲み物が目の前に出てきた。
「お疲れ。季羅。お前のおかげでお金がバンバン入ってくるよ。」
「鏡夜か。別に金の為にやってないし。ってか飲み物もらうよ?」
そして鏡夜の持っている飲みものを飲んだ。おいしい。お茶だ。すると持っていたお茶が入っているコップが無くなっている。よく見たら鏡夜が持っていた。
「返してよ・・・。まだ飲み足りないんだけど?」
・・・と奪い返そうとした。その時だった。
ゴクゴク・・・。
「・・・へ?」
鏡夜が季羅の口をつけたお茶を飲んでいるのだ。確か他の部員は季羅が女だという事は知らないが、鏡夜は知ってるはず。
「・・・うまいな。このお茶。残りは季羅が飲め。」
「っ!!鏡夜、お前うちが女だって知ってるくせに・・・!!」
「あぁ。知ってるが?でもお前は男なんだろ?なら間接キスぐらい平気だろ?」
「///・・・っっ!!」
そう言って、いなくなった鏡夜。
その後も季羅はドキドキしていた・・・。
季羅は女として鏡夜に恋をしていたのだ・・・。