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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: [銀魂]拝啓、大嫌イナ神様ヘ。 ( No.5 )
- 日時: 2010/08/19 21:17
- 名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: fph0n3nQ)
■愛ト哀ノ狂想曲...
兎に角其処は賑やかで、傍から聞けばパーティ会場ともしやすれば思うかもしれない。
雄叫び、叫び声、断末魔─阿鼻叫喚に包まれる。
パーティ等とは掛離れた、全く真逆の場所。
刃と刃の交わる音が力強く響き渡り、血飛沫が宙に歪な模様を描く。
────其処は、戦場。
雄々しく振り挙げられた拳、続く軍隊。
其の軍隊は、何とも不気味な者達の集団であった。
緑や紫色の病人を思わすような肌の色、ギラギラと光る赤い瞳や鋭い牙、爪。
鉤のように鋭い爪を持った其れ等は、槍や刀を持たなくとも十分其れで闘えそうである。
────宇宙人。そう、宇宙人だ。
其れ等は突然現れ、開国を迫ってきた。
科学、技術共にあちら側の方が進んでいた。
呆気なく、其所に住まう者達は開国をしてしまう。
天人——─—。
其れがあの不気味な生物達の名前。
天人全てが全て気味が悪いのではなく、戦に出ている猛者は大体が獣のような出で立ちをしている。
戦が起こったのは、「彼等」が幼少の頃。
開国を迫った天人達は、途端にやりたい放題。
江戸にターミナルなる物を建てるわ、幕府を自らの手中に納めんとするわ。
流石に黙っていられなかったのは—─——侍。
彼等は勇敢に立ち向かった。
此の国を護る為に、彼等は刀を取った。
戦は長引いた。殆どの侍が命を落とすか諦めた。
けれど、本当に負けるまで踏ん張る侍も居た。
全ては国の為。己が生まれ育った此の地の為。
(決シテ諦メナカッタ。)
其の戦は、やがて五人の侍が受け継いだ。
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