二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〜Flame of mind〜—心の炎— 【REBORN】 ( No.9 )
日時: 2010/08/24 13:58
名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)

「オイ、雲雀。さっき空と何を話してやがった」
「別に何でもないよ」

そういって雲雀は自分が淹れたコーヒーを飲んだ。
リボーンは顔をしかめる。

「はなさねぇとおめぇでも許さねぇぞ」
「ヘェ。ソレほどまで彼が大事なんだ」

雲雀は興味が無いように言う。

「悪いけど、何かを話していたとしても、話すわけにはいかないよ。僕の楽しみが減るからね」
「・・・」

リボーンは表情をゆがめて、部屋を出て行った。


(総本部の人間秘法、ね。国宝、いや、世界秘法とも言っていい存在・・・)


「胸糞が悪すぎるよ」





「という訳で転校して来た境界空君だ」
「境界空です。よろしく」

俺は、へラッと道化の笑顔を向けた。
そして、休み時間。
俺は保健室に顔を出す。
シャマルは驚いて俺を見た。

「お前なんで此処に・・・」
「転校して来たんだよ」

ニヤッと笑ってそういうと顔を青くして俺を見ていた。

「にしても楽に騙されてくれたな」
「いや、お前の演技力が半端ねぇんだろうが」
「そんな事よりパソコン貸せ、シャマル」
「あぁ?何する気だよ」

俺はパソコンを立ち上げて、液晶画面を見た。

「何って、金稼ぎ」
「ハァ?」
「株を何倍にもあげたり、ボンゴレの機密情報を内部に売ったり」
「ッて待て!お前マジでやる気か!?」
「後はボンゴレのハッキング及び俺の情報全て消去」

キーを叩きながら俺は言う。


(これ以上、俺を探させない)


Enterキーを、押した。

「終了!」
「はぇぇよ!」
「じゃあな、シャマル」
「もう二度と来るなよ」
「どうかな?」

俺はニヤッと笑って、保健室を後にした。


——ピシャッ・・・


「・・・ったく、アイツは天然タラシか?」

シャマルは顔が火照るのを感じて、俯いた。

Re: 〜Flame of mind〜—心の炎— 【REBORN】 ( No.10 )
日時: 2010/08/24 15:25
名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)

「あの、剣道部主将の持田先輩って居ますか?」


俺は、剣道部の首相という持田先輩に会いに剣道部にきていた。
竹刀のぶつかり合う音が聞こえる。

「俺だが何の用だ?」
「コレ、頼まれてたんですが」

そういってダンボールを手渡す。
するとジロジロと俺を見てくる持田。
俺は少しイラッとしてきた。

「何ですか?」
「いや、沢田に凄く似ていると思ったんだ」

ダンボールを持ちながらそんな事を言った持田。

「お、転校生じゃねぇか!」
「二年の転校生!俺達の部活にはいってみねぇか?」

俺はへラッと笑って首を振る。

「スイマセン。俺、帰宅部になりたいんです」
「そうか、なら仕方がねぇな」

去っていく部員達に、俺は汗を流す。
演技というのもストレスが溜まる。


(どうしよう段々イライラしてきた)


「転校生なのか?」
「えぇ、まぁ・・・」

俺は苦笑した。


——バキッ


「・・・あ」
「・・・」

音がした持田先輩の足元を見た。
そこにあったのは、俺の大切な「 キーホルダー 」。
実はコレ、総本部との回線を遮断する機能があったりする。
フルフルと怒りで震える拳。

「わ、わりぃ・・・」
「・・・持田」
「・・・へ?」
「歯ァ食いしばれよ(黒笑)」


——ドスゥッ


「ぎゃッ!?」

俺は力限り殴りつけた。
吹っ飛ぶ持田は壁にぶつかった。

「あー、バレちゃったじゃねぇか持田の馬鹿」
「・・・え?どういう事だ?」

幸いな事に、部室には誰も居なかった。
居たのは俺と持田。
俺は表情を戻して持田に近づく。

「コレが俺の正体だ。それと持田、テメェ俺の正体の事バラすなよ。ばらしたらお前を全力で壁にめり込むくらいぶん殴ってやる」
「・・・わ、判った(汗)」

俺はポケットに手を入れて、踵を返し、歩き出した。

「お、オイ待て!」

持田先輩を見て、俺は言い放つ。

「じゃーな、持田」


——バタンッ


「・・・何赤くなってんだ俺は」

額に手を当て、悩み始めた持田だった。




(あーあ、直さねぇと)(ついでに改造するか)