二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 黒田エリの好きな人 ( No.16 )
- 日時: 2010/09/01 09:26
- 名前: 紅花 ◆iX9wdiXS9k (ID: 6QYZf7dF)
第八話 夢よりも恋を追っかけてます!
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なんてったって、私は恋する乙女なんだから!
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「今日からサッカー部のマネージャーになる、黒田エリちゃんでーす!」
音無春奈……だったっけ? が私のことを紹介してくれる。
サッカー部の皆が拍手する。あぅう、私ってこう言うの苦手カモ。
でも、一郎太がみててくれる……あぁぁ、余計恥かしい。頬赤くなってるのが自分でもわかるぞ。
「よろしくな、エリ!」
確かこのオレンジバンダナやろうは……あぁ、キャプテンの円堂!
エリだって? 今こいつ、エリって呼んだよね?
許せない。許すわけには行きませぬ。成敗してくれるッ!
「エリって呼んでいいのは、」
つかつかと歩み寄り、肩を掴む。思いっきり力を入れ、爪を立てる。
それから膝蹴りを腹にお見舞いする!
「一郎太だけじゃ————ッ!!」
ふらりと倒れる円堂。うざい。なにコイツ。暑苦しい。しかも私を呼び捨てにした!!
そう呼んでいいのは一郎太だけなのにぃ!!
ぎゅーって抱きついてやった、一郎太に。これは皆に対しての、「一郎太は私のモノ」宣言だ。
顔を真っ赤にする一郎太。あぁ、恥かしがってる。かわいいなぁ〜。
頬をつつく。あっ、柔らか〜い! ぷにぷに。ぷにぷに。あり? たしかぷにぷにってモンスター、「リー●のア●リエ」に出てこなかったっけ?
「あのあのあの。夏未さーん、秋さーん?」
気付くと春ちゃんがなっちゃんとあきちゃんの頬をつついていた。二人とも何故か石化してる。にゃんで?
二人が円堂さんにしたかったことを私が風丸さんにしているとは、まだ知らなかった私でした。
見回すとみんな口をぱかって開けてる。なに? なんかばかっぽいから口閉じてくれる? 言いたい事があんならはっきりいいやがれ、ってきゃあ!
一郎太が気絶したぁ! あんたたちがあんな目で見るからぁぁあああ!
「全部手前の所為だ!」
心の中で皆がそう思ってたなんて、そのときはまだ知らなかった私でした、ぐすん。
あとでラーメン屋の、なんだっけ、來來軒? 中国っぽい名前のお店で円堂が行ってたの。
本当は雷雷軒だとは知らない私でした……。
*
……え? 世間知らず? でも、私、太陽が東からあがって西に沈むこと知ってるよ。
*