二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:   ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人 ( No.155 )
日時: 2011/01/07 18:02
名前: Chess ◆1OlDeM14xY (ID: KXo8r0Qp)

 王座の間。

 ——パタ・・・ン

 ドアの閉まる音がする。
「しまっ・・・」
 その扉の前には、しっかりと三人の骸骨が仁王立ちしている。侵入者を、拒むが如く。
「・・・レオコーン。確かにあそこに、入っていったよね」
「てことは、あそこがイスダルとか言う奴のいるところか」
「うん・・・ん? イ[シュ]ダル?」
「あ、そーだっけ。・・・確かに[椅子]と[樽]じゃ変だな、ってそんなことはどうでもいい。
・・・まずいよね? この状況」
 お前が言うな、とか言われそうな言葉だが、この状況でつっこむ気にもなれない。頷いた。
「どうする? ・・・強行突破、する?」
「昇天させたらいいわ。聖_ひじり_の呪文で・・・ね」
 キルガとセリアスが悩む前に、シェナがサラリと行った。悩もうとした顔を驚愕に変える。
「・・・空爆系の呪文。あれは聖とされている。・・・ま、やってみたほうが早いわね・・・」
 シェナは手を合わせ、息を吐き、眸を半分、持ち上げる。
 そして、唱えた。

「——イオ」

 空爆呪文_イオ_、浄化の効果もあるというそれが、
『ぐおっ』
『がぁっ!?』
 三人の骸骨たちを、暴れさせた。
 だが、その魂が、一瞬安らかな表情を作り——煌き——昇天する。
「・・・ま、こんな感じ・・・って何よあれっ!?」
 シェナが一息つき、・・・だがその瞬間その声に反応したのか、城に巣くっていた魔物たちがわらわらと現れる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 長い沈黙。
「・・・二手に分かれるか」
「・・・だな」
 すばやく視線を交し合う。
「・・・マルヴィナ、キルガ。ここは俺たちに任せろ。・・・レオコーンを頼む」
「了解!」
 二人は頷き、扉を一気に押し開いた。








       夕飯!! 中途半端なところで切ります・・・続きは月曜日にて。