二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: bio hazard Episode ( No.27 )
日時: 2010/11/01 00:00
名前: 黒影 ◆BX9zGDO0G. (ID: S8wpdLDK)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

 影璃がまず向かったのは職員室。

 鍵を探すが、見つからない為、影璃は室内のゾンビ犬四頭と教師らしきゾンビ六体を全て撃ち殺し、調べたがやはり見つからなかった。

「…何を探しているの?」

 神紅が訊ねる。

「そうだ、此処の生徒に聞けば良かったんだ」

 影璃は閃いたように言うと、神紅に訊ねた。

「一階西倉庫の鍵は何処だか分かるか?」

「あ、その鍵ならいつも金谷先生が持ってたと思うよ。後は、守衛さんとか」

「そうか。ありがとな」

「何処から探すの?」

「教室」

 教室に行くには最初、影璃が入ってきた東側の戸より西側の戸の方が近いため、影璃は西側の戸に手を掛けた。

 しかし、戸がレールから外れているのか、開かない。

 影璃は仕方なく、先程入ってきた戸から廊下に出る。

 ゾンビ犬が二頭走ってくるのを“アリス”で撃ち抜き、神紅の方を見て言った。

「走るぞ」

 神紅が頷くと、影璃は走り出した。

 ゾンビ犬をかわしながら一年六組の教室に入る。

 教室内にゾンビやゾンビ犬が居る気配はない。

「やけに犬が多いな」

 傘谷市の捨て犬の多さは影璃が居た頃から問題になっていたが、まさかこんな形で仇となるとは誰も思わなかっただろう。

 近隣の住民から苦情は来ていた筈だ。

 事前に駆除しておけば良かったものを、市はそれを受け入れなかったのだろう。

 その結果こうなった。

 影璃は、自業自得だ、と脳内で毒突きながら、死体や机などを調べ始めた。