二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: bio hazard Episode ( No.52 )
日時: 2010/11/29 00:31
名前: 黒影 ◆BX9zGDO0G. (ID: RtQ9ht2V)
参照: http://pokemon-ds.net/cgi/novel/index.cgi?mode

 次に影璃は部室棟へと向かった。

 陸上部、ソフトテニス部、野球部、サッカー部と、外で行う運動系の部が使う部室を通り過ぎ、一番奥の部室の前で止まった。

「此処、空き部室だよ」

 神紅が言う。

 影璃はその部室の鍵を開けた。

 そして、鍵を抜こうとした時。

「?」

 戸が開かないことに気付く。

 最初から鍵はかかっていなかったのだ。

 再び鍵を回し、開けると、鍵を抜いた。

 今度はちゃんと戸は開く。

 部室の中に入る。

 薄暗い部屋に磨りガラスから日光が射し込んでいる。

 中は埃が溜まっていたようだが、その埃を踏んだ跡があった。

 足跡はかなり彷徨いている。

 そして、棚には大量の弾薬と銃器。

 机の上にも9mmパラベラム弾の箱が幾つかと、グロック17が一丁置いてあった。

 12ゲージショットシェルも棚にあるが、殆ど残っていないところを見ると、校長が持っていったのだろう。

 影璃は残った12ゲージショットシェルの箱を神紅を渡し、神紅はそれを鞄に詰めた。

「さて……」

 部室棟の外を見ると、影璃は思い付いたように弾薬や銃器を近くの段ボール箱に詰め始めた。

 神紅もそれに習う。

 そして、一箱抱えて外に出る。

 外には軽トラックが一台止まっていた。

 まだ動くようだ。

 弾薬や銃器を軽トラックの荷台に積むと、また先程の空き部室に戻り、弾薬や銃器を持ってくる。

 そして、軽トラックの荷台に乗り切らなくなった所で、荷台にカバーを掛けた。