二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 爆想サザエさん ( No.139 )
日時: 2010/12/12 14:17
名前: ACT (ID: nrzyoCaD)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

24 【マスオ】

 なんでぼくも出ないといけないんだよ〜。タマなんて大嫌いだった。ぼくの読書の邪魔するし、臭いし、どこ行ったか分からない足で家をそこら中走り回るし。不潔なんだよ、不潔。
 ていうか、お父さん遅い。こんな寒い中ぼく達を待たせやがって。老いぼれ爺が、早く死ねばいいんだよ!
そう思っているとやっと来た。もちろんゆっくりと歩いてだ。全く待っている人のことを考えろよ。
 4人で穴の回りをつっっ立っていると、サザエの泣き声がした。サザエか〜……老けたな〜。昔からそんなに可愛くなかったけど、最近はもっと不細工だ。まだアナゴ君の奥さんの方がましだよ。
 ていうか何時始まるんだ?この汚い猫を埋めるのは普通波平の役割だろ。ぼくは波平を少し睨んでやったら、急いでやり始めた。きっとぼくが怖かったんだろ。情けない爺だぜ。しかしやったはやったでいいけど動きがのろすぎる。臭くてたまらないんだ。早くやれ!睨んでみてたら、急に抱き寄せやがった。よくそんなことできるぜ。気持ち悪っ……
 ようやく波平がタマを穴に放り込んだ。もう限界だ、早く埋めよう!ぼくは地面に置いてあるスコップを素早く握ると、素早く埋め始めた。それを見たのか、サザエも手伝い始める。サンキュー。
 作業は数分で終わった。臭いも少しはおさまったようだ。横を見ると波平はもういない。あの爺……。
 ぼくはスコップを放り投げると寝室へ急いだ。