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幸せなんて（氷のように溶けて消えていく

「とうさん！かあさん」
「誕生日おめでとう・・プレゼントだ」
「だいじにするのよ？」
あけると・・サッカーボールだった
「ありがとう！だいじにするよ！」
「サッカーは・・みんなでやるもの」
「え？かあさん」
「そうだ！相手を信頼してやるんだ！」
「分かった！じゃあやろうね！かえってきたら」
「ああ！」
なのに帰ってこなかった・・・事故で死んだんだ

「なんで・・なんで！しんだんだ！」

その後の医師言葉で凍りついた

「一家心中だったらしいな」

一家心中？ッてことは・・約束なんて守る気もなかった？・・一人残して死んだ？無責任だ！
そのまま孤児院に行った
だが・・人が信じられない・・信じたって・・氷のように溶けていくのだから！
だから・・私は凍てつく闇を信じた
光なんてなかったのだから

（どうせ造ったって溶けていく）
（だから闇の中でいきる・・凍てつく溶けない闇で）
（信じるものか・・ひとなど）