二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 学園BASARA ( No.4 )
- 日時: 2010/11/11 13:23
- 名前: YAMATO (ID: .62EDtJk)
第3章 琉架と元親
琉架「・・・おい、話ってなんだ?」
元親「話っつーかまぁ、決着だよ。」
琉架「あぁ?どういうことだ。」
元親「てめえも中途半端な2番手ピッチャーとか嫌だろ?だから野球でケリつけて、勝ったほうがピッチャーだ。」
琉架「なるほどな。ピッチャー人生をかけた勝負ってヤツか。おもしれえ、やってやるよ。」
元親「ハナっからてめーに拒否権なんかねーんだよ!」
元親「勝負内容は、まず俺が10球投げる。それをお前が打つんだ。」
元親「10球投げ終わったら交代だ。お前が投げろ。」
元親「前に飛ばせた回数で多かった奴が勝ちだ。もちろんファウルはカウントに入れねぇ。」
琉架「後悔すんなよ。」
元親「誰がするか!いくぞ!」
元親は1球目から150キロはあると思われる剛速球を投げた。
当然琉架は見送った。
琉架「へぇ〜、結構早いじゃん。」
元親「ハッ!」
2球目はキレの鋭いカーブだった。また琉架は見送った。
元親「おいおい手も足も出ねぇのかよ!」
琉架「ナメん・・・なっ!」
3球目で琉架は前に飛ばした。
元親「まっ、いまのはストレートだから打てて当然だな。」
琉架「知ってるか、そういうの負け惜しみっていうんだよ!」
琉架4球目から9球目まで全部前にヒットした。
元親「チィ・・・!」
琉架「おいおいどうしたぁ。そんなもんかよ。魔球でも投げてみろよ!」
元親「魔球じゃねえ、鬼球だ!」
琉架「気球?空飛ぶのか。」
元親「食い殺すぞ。」
元親「いくぜ、うおおおおおお!」
最後の10球目は低めのストレート。琉架は空振った。
琉架「ちっ・・・。」
琉架(なるほど。160kmのストレート、それが鬼球ってやつか。)
元親「さぁ、お前の番だ。」
琉架「わーってるよ!」
元親は1球目からヒットを打った。
琉架「くそっ!」
2球目、3級目と前に飛ばした。
元親「おいおい、バッティングはそこそこでピッチングは下手って、お前本当にピッチャーかよ。」
琉架「るせえ!」
空振りやヒットを繰り返し、10球目、元親のヒットは6本。
元親「これ打たれたら、お前の負けだぜ。」
琉架「打たれてたまるかよ!」
琉架はど真ん中のストレートを投げた。
元親のバットはボールの下部分に当たり、後ろに飛んでファウルとなった。
元親「ちっ・・・引き分けかよ・・・。」
琉架「いーや、お前の勝ちだ。」
元親「何?」
琉架「俺は4本空振ったが、お前は3本空振って1本球に当てた・・・。」
元親「あぁっ!?そんな勝ち方認めるかよ!」
琉架「なんだテメェ、せっかくお前の勝ちだって言ってやってるのに!」
元親「勝ち方が気にいらねぇっつってんだよ!」
この二人の喧嘩は、30分程続いたのであった。
慶次「喧嘩は学校の風物・・・ってね。」