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ダークエンペラーズが倒され、1ヶ月が経った。
そんなある日。

「よぉし、風丸ッ！シュートを打ってみろ！」
グランドに響く大声で叫ぶのはすっかり有名に
なった元・弱小校、雷門中のサッカー部キャプテン
円堂守である。
ああ、と頷く風丸と呼ばれた青い髪のポニーテールの
少年は、風のようなスピードで助走を付けると
シュートを打った。
それを円堂は力いっぱい抑える。

「すっげえシュートだなっ、風丸！」
「ああ……最近はシュートの方も鍛えてるからな！」

仲の良い二人の様子を、雷門イレブンのメンバー達は
微笑ましく見ていた。
その中にはエイリアを倒すのに活躍した
塔子、吹雪、小暮、立向居、網海の姿もあった。

……そしてそんな一同を陰で見、微笑を浮かべた
謎の少年が部室の屋根に座っていた。