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第１４章　コクの中の記憶

俺は、目の前の闇がとても懐かしく感じてその中に入った。
そうしたら、ある記憶の１部にであった。
『あれわ・・・俺？』
そこにいたのは、小さい頃の俺だった。
「コク。お前は、今から悪魔の子だ。そうだな。お前は選ばれし者だ。きっと使い魔も必要だろう」
「使い魔？」
「そうだ。お前の役に立つ者」
「役に立つ者・・・。」
「そう。だから使い魔を呼ぶための儀式を行うのだ。」
「儀式・・・。」
「ついてこい」
サタンを呼び出したときの記憶か・・・？確か、この後ものすごく暗い場所に連れられたんだ。
「魔法陣。」
「そうだ。それで、お前が使い魔が欲しいと願うんだ。そうすればお前の使い魔がくるだろう」
「うん・・・。」
その時、俺は別に使い魔なんてって思ってたんだっけ？でもしかたなくやったんだ。
何のためにかわからないまま呼び出したんだ。
「私を呼びました？」
「これが・・・俺の使い魔？」
初めて使い魔を見た俺は少し動揺したんだ。この後何されるんだろうって。
本でみた悪魔にすごく似てたから俺は食べられてしまうんでわないかって思ったんだ。
「こんにちは。貴方が契約者ですね。お名前は？私はサタンです。契約は、お互いの名前を言えば契約成立です。」
「お・・・俺はコク」
「コクさん。ですね。了解しました。これで契約成立です。」
—こんなんでいいのか？
そう思ったんだ。だけど、サタンは契約成立っていってるしまあいいか。
急に場面が変わり、サタンを封印してる場面にでた。
そうだ。サタンが急に血が欲しいっていって暴れだしたから封印したんだ。
この時にサタンの正体をしったんだよな。悪魔であり吸血鬼ってことを
そういえばハクとなんであったんだっけ？
双子なんだよな。俺とハク。・・・
「・・・コク？」
「誰？」
あ。そうだ。ハクから急に俺の名前を呼ばれて誰っていったんだっけ？でも本当に知らなかったんだよな。
ハクのこと。ハクが俺のことをなんで知ってるのかわ結局教えてくれなかったけど。
それはそれで聞くのが怖かったからよかったんだよな。
そうか。全部思いだした。
俺とハク。敵通しだったんだ。悪魔と天使という分かれ道にいってしまったから
闇と光で戦争をしなければいけなかったんだ。
でも俺は、その戦争を防ぐ為にトリップしては記憶を失うようになる魔法を考えた。
でもそれわハクと俺の間だけ。
後は、その繰り返しだった。またこんな感じで記憶を思い出しては消える。
今回もそうなのかな？
あんまりそういうのは、嫌だな。
でも前回は俺は、サタンを封印してたんだから記憶を取り戻せてないはず。
その時は、自分で思い出したんだよなきっと。
また昔のように幸せにくらせればいいのに・・・。