二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ぽけもん☆モノガタリ。 コメントplease! ( No.240 )
- 日時: 2011/01/09 15:52
- 名前: 紫苑 ◆auXaHdWNFQ (ID: .MCs8sIl)
- 参照: http://非リア充の皆さん。これからリア充狩りを始めます。
三十六話目 最上階へと行ってみたⅡ。の巻
ナツメは何故かまだ平均で頭を傾げていた———…
「…ワカンネ^p^」
「ギブアップですか・・・」
「・・・ほら、貸してみ」
リオがノートをぐいっと引っ張って行った。
「・・・できるのか・・・」
「42.3333333333333…Lvだよっ・・・・」
「「「!!??」」」
早・・・。
リオってこんなにも勉強できんの・・・?
しかもこれ小5が習うやつなのに・・・
皆驚いた顔でリオを見た。
その顔にリオも反応したようだ。
「・・・ずっと旅してきたから・・・義務教育は5歳の時に済ましておいてた」
「「「5歳!!!!??????」」」
「それがどーした?」
え・・・・英才教育とかそういうもんなのかな・・・
だけど私たちはポケモンスクール卒業したからなぁ…。
「ウチの親過保護でさ、最初もの凄く旅に出るのに反対だったんだ」
・・・そうだったんだ。
そしてリオは、固く閉じた口を開いた。
「だから俺、親に認められるように頑張って勉強してやっと旅に出れた・・・だから楽しそうに旅に出られている奴が憎かった」
「・・・」
リオはこんな能天気そうなやつなのに・・・人一倍努力して旅に出れたんだ。
「だから最初ナツメに会った時憎かった。のうのうと笑いながらはしゃいでる姿見て—————」
「・・・っ・・・」
もの凄く辛そうな顔で、はっきりと言った。
こんなにもリオが真剣な顔をしている所を見たのはきっと初めてだ。
「それを振り払うためにお前にべったりくっついてた・・・俺、バカだから」
リオは俯いたままエレベーターに一人で乗った。
三人を置いて行ったまんま。
「…俺、行くわ」
リオは無表情で、冷たく言った。
ガコン!
ドアが閉まった。
きっと上へと上がって行っただろう・・・
「リオっ!!!!!!!」
「ここでエレベーター乗られたら降りてくるまで乗れないわよ…?」
「そういう問題じゃないよ・・・リオ君は精神的にも追い詰められてる。やられるのもすぐだよ」
・・・そんな・・・。
「ここらへんに階段ある?」
「…え?…階段ならあそこにあるけど…凄く時間かかるよ?」
「ナツメ、昇る気!!??」
「今・・・リオすごく可哀そうだし・・・あたしが行かないとっ!」
パタパタパタパタ・・・
ナツメは階段を駆けて行った。
「・・・ナツメ・・・頑張るんだよ・・・」
今、壮絶な過去が明らかになる————・・
続く