二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ぽけもん☆モノガタリ。 コメントplease! ( No.247 )
- 日時: 2011/01/10 21:38
- 名前: 紫苑 ◆auXaHdWNFQ (ID: .MCs8sIl)
- 参照: http://非リア充の皆さん。これからリア充狩りを始めます。
三十七話目 錆びたココロ。の巻
+ + + + + +
ある所に裕福な家族が有りましタ。
そんな時、少年はある時オカアサンに旅に出たいと言いマシタ。
でも、オカアサンは許してくれませんでしタ。
何度も何度もお願いしても、やっぱり許してくれませんデシタ。
時にはそれを聞いたオトウサンが耐え切れず外に投げ出したこともありましタ。
でもそれでも少年は諦めませんデシタ。
その少年に根負けしたのか、オトウサン達はこんな条件を持ち出しマシタ。
〝この一年で、一年から中学三年までの勉強を全て覚える事が出来たら、旅を許す〟
親はどうせこの子には出来まいと思い、そのような話を持ちかけましタ。
それを少年は本気にして一生懸命しマシタ。
半年で小学生の勉強を終えましタ。
もう半年で中学生の勉強を終えましタ。
親は驚いてやむなく旅を許しマシタ。
少年は親の顔など見ずに旅に出まシタ。
*
少年はホウエンへ行って強さを求めましタ。
少年はジョウトへ行って技術を求めましタ。
少年はカントーへ行って己の強さを求めましタ。
少年はイッシュへ行ってポケモンの壮大さを学びましタ。
そして少年は———
シンオウで仲間の大切さを知りましタ。
人の温かさ、仲間との協力。
少年にとってはとても辛くなってきマシタ。
家族の温かさを知らずにずっと生きて行ったから。
いや、人の素晴らしさを知らなかったから———…
『リオ!!!!!』
+ + + + +
「・・・っ・・・・」
何つー事を考えているんだ俺は。
もう昔の話なのに。
家族だってもう何処に居るのかも分からない。
俺は・・・・・・
一人。なんだ—————…
ポ————ン!
「…っ!!!!」
エレベーターが最上階へと着いたようだ。
止まった。
「・・・此処が最上階・・・」
「・・・ついにやって来ましたね」
ハスキーな声が響いた。
これが・・・
「…お前…ギンガ団の幹部か・・・?」
「そうです。私は・・・・ギンガ団幹部。ジュピターです」
ジュピター・・・その名前が出てきた。
やはり変な格好をしている。
頭はお団子(?)が二つ付いたようなヘアに、胸元にはギンガ団のマーク、左足の太ももだけ、出ている。
とりあえず奇抜な格好と言ったほうが簡単か。
「・・・お前と戦いに来た、勝負しろ」
「それはそれは・・・そんなすぐに勝負をしたいのですか?ではこちらも手加減なしで行かせて頂きます」
「望むところだ!」
緊迫と化した空気に包まれていった、夕方の事だった。
続く。