二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 学園アリス-真実- ( No.25 )
日時: 2011/11/14 13:55
名前: 華澄 ◆u4eXEPqmlc (ID: L3qeerbj)
参照: 名前変更できないってつらいよね、意外と。

それから、三か月がたった。
柚水たちはいつものように資料を片づけたり、勉強をしたりしていた。

プルルルルル・・・・

プルルルルル・・・・

携帯電話のコール音が静かな部屋に響く。
コール音が鳴っているのは柚水の電話だと分かり、「ごめんなさい」と言って柚水は部屋を出た。
「はい、もしもし。行平です。」
『あ、柚水?あたしだけど。』
「お姉ちゃん・・・」
『前に言った例の件、決定したよ。』
その人の言葉に柚水は驚いた。
『じゃ、それだけ。ほかの奴らには言わないでね。』

ピッ
ツーツーツー

電話が切れたので部屋に帰ろうとした。
その時、首につけていたネックレスが落ちた。
そのチェーンには蛍と二人でお揃いにしたペアアリングが付いていた。
「いけないいけない。蛍とのお揃いだもんね。」
と、独り言のようにつぶやいたのを聞いてしまった物が一人。
兄に会いに来た少女——蛍だ。
蛍は驚いた。
この子が何でお揃いおペンダントを持っているのか、と。
でも柚水の独り言でまた更に驚いた。
【—蛍とお揃い—】
そういった柚水の言葉が脳内を駆け回る。
「それ・・・どういうこと?」
蛍はつい言ってしまった。
柚水は驚き、逃げ出そうとした。
が、蛍に腕をつかまれ、動けなかった。
「あーあー、ばれちゃった〜。」
と外から声がした。
二人が見るとそこには柚月がいた。
「・・・柚月君・・・
 あなたは・・・?
 誰だったの・・・・」
蛍の問いに明るく柚月は答える
「ん〜っとね、真城雪兎。だっけ?
 で、メイが雪乃美香〜」
「俺、忘れられてる・・・」
「しょうがないよ、御影だし。」
後ろから愛衣瑠と御影が現れる。
「ま、そゆこと。」
「昔と今は違うんだよ。ごめんね、蛍・・・みんなにヨロシク。」
四人はその場を後にした。