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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 稲妻短編【雪兎】リク募集中 ( No.124 )
- 日時: 2011/02/06 16:26
- 名前: アーシェ (ID: gyX.9WMH)
泡抹玉(しゃぼんだま)
いつも、そうだった
凄く楽しくて幸せだったときにすぐ壊れる---------それが幸せ
母さんの時もそうだった。家族で楽しんだ思い出の日、その日に死んでしまった。目の前で、死んでしまったんだ。そして夕香の時も、決勝戦だったのに、事故に遭ってこん睡状態になって、やっとおきたと思ったら、エイリア学園がきて人質にされて、また仲間たちのところに戻って
---------呪われているのか?
つくづくそう思った
そしてサッカーをやめろといわれ、幸せってそんなに逃げていくものなのか?こういうのがつづくとそう思ってしまう----------無理もないか
でも、サッカーを自分の幸せが続くと知った時は喜びと恐れを感じた
また壊れてしまうんじゃないか?また消えて壊れるんじゃないかって怖くて、それで、でも幸せが手に入ったと嬉しくて------一体何なんだ?
でもここが居場所であり、幸せな空間なのにそれでも怖いと感じてしまう俺は愚かだ、普通の人だったらそうは思わないな
仲間の声を聞いてもどうしても不安で仕方なくて、この仲間の声もいつか消えてしまうんじゃないかと怖くて、こんなこといったら円堂に怒られるな・・・、そうは思うがそれでも怖い
「どうしたんだ?」
「なんでもない、いくぞ」
そう言ってごまかす自分がなんか嫌だった
ごまかすしか出来ない、余計な心配はかけたくないし、コレは自分の問題だ、おれ自身の心の・・・・
幸せにひたって恐れを感じない、そんな心がいいのに
---------やっぱり、無理だ
夕香ぐらいの男の子がシャボン玉で遊んでいた
幸せ、それは、儚げでもろくて、手に触れると簡単に消えてしまう
------------------------シャボン玉のようで
(シャボン玉)
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