二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻短編【桜色恋心】蒼月様リク完成 ( No.165 )
日時: 2011/04/01 12:44
名前: アーシェ ◆v8jLrTsMs. (ID: gyX.9WMH)

〔はるえがお〕


「・・もうまんかいになってるなぁ」

少年はぼそりと呟いた
その視線の先にはほぼ満開の桜並木があった
前見たときは当然あまり咲いていなかったわけで今日見て驚いたわけで
確かにココ最近暖かくて咲くのもわかる

「きれいですね・・・!?」

ふいに肩をとんとん、とたたかれた
誰もいないと思ってたときに叩かれたので少年は驚いた
誰だろう----。とおもってふりむいた

「何驚いてるんですか?立向居君?」

紺色のような蒼色っぽい髪を揺らして春奈は問いかけた
まぁいきなり顔を覗かれたら顔は赤くなるわけで
桜より凄く赤く頬が染まった

「なにみてたんですか?」
「さ、さくらをみてたんですよ・・」
「たしかにきれいですねっ!」

桜並木はもう驚くほどきれいで
みれてよかったなぁとすごくおもった

「もう春ですね!こんなに桜がキレイなんですから!」

そう言って綺麗に少女は笑った。その名前のように綺麗に
春の日差しのように優しく笑ったのだった
その笑顔を見て少年は赤くなった

「じゃあはやくがっこうにいきましょう!」
「ちょ、ちょっとまってくださいよ!」

桜吹雪の中二人は笑いながら走っていった




(貴女の笑顔が一番春を知らせてくれました)