二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 稲妻短編【時の流れ】リクスト ( No.46 )
- 日時: 2010/12/13 18:54
- 名前: ルナ (ID: gyX.9WMH)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
静かな雪の降る頃に
雪が降っていて少し寒い森の道を少年が一人歩いていた
————まったく
少年は一人そう思う・・あのなだれが会ったところを見に来て森を通って帰ろうと思ったら案の定迷ってしまったからだ
あの子は森が好きだったっけ?静かなところが好きだった今はぜんぜん会っていない幼馴染を思い出しながらおもう
寒さに慣れてるといってもやっぱり寒いのは寒い
息を吐くと白く現れる・・はやくかえろうか
ふと人の気配を感じて振り向いた・・
そこにいた人を見て少年は目を丸くした
*
見たことがあるうしろ姿を追いかけていたらその少年は振り向いた
「あ………久しぶり………吹雪さん………」
何年ぶりだろうか・・まよったのかな?
そう思って声を掛けると図星だという表情をして少年は頷いた
「迷ったの………?出口、すぐそこですよ………」
そういうと幼馴染の吹雪さんはきれいな笑顔を作ってこういった<おしえてくれてありがとう>・・と
次には私が目を丸くするばんだった
「案内してくれる・・?」
私はコクリと頷くと吹雪さんと一緒に歩き始めた
*
「久しぶりだね・・やっぱり森は都会とは違って静かなの?」
「とっても・・しずかで・・す・・あの・・」
「なに?」
とても不思議そうに聞いてくる・・なんでこの人とは話せるんだろう・・?人と関わるのが嫌いな私が何故この人だけは大丈夫なんだろう・?それに何故・・もう一人の子はいないんだろう?・・まぁいいや
「・・なんでもないです・・・・」
「そう?・・薺ちゃん変わったね・・なんていうか・・その・・」
少し顔を赤らめている吹雪さんを少し見つめながら私はまた歩く
やっぱり人とはなすのはなれないな・・創刊が絵ながら歩き続ける
するとふいに何か温かいものに包まれた感じがした
なんだろう?頭ですぐには理解が出来なかった
少し上を見上げると吹雪さんの顔・・今抱き締められているという事が今分かって頭の中が、少し混乱していた
人とほとんど係わらない私にとって離れなくてそれでいて何か嬉しかった
「・・吹雪さん?」
「ごめんね・・慣れないよねこんな事」
抱き締めていた腕を離して吹雪君はこういった
<ばくだってさびしいんだからね?>
あぁ・・もう出口に着いちゃった
吹雪君にここだよというと吹雪君は寂しそうな顔をして言った
「またあおうね・・じゃあね・・薺ちゃん」
去っていく吹雪君の後姿を見つめながら私はまだ残っている吹雪さんのぬくもりを思い出していた
—————人と関わるのも悪くないかな
そう思いながら