二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボーカロイドのなく頃に ( No.2 )
日時: 2010/12/02 17:47
名前: 銀咲 (ID: yeXFGmca)

2話

「…さぁ、ゲームの時間ですわーっ!」

沙都子が机に片足を乗せていつものように笑う。

「今日からはね、転校生の皆も一緒なんだよ?だよ?」

レナはミク達を指差した。

「さーてさてお待ちかねの今日のゲーム!」

魅音がそう言うとリンが俺の袖を引っ張ってきた。

「…ねえ圭一、毎日やるゲームが違うの?」

「あ、ああ」

「ふーん…」

…あれ?いきなり呼び捨て?

ま、いっか。

「今日はババ抜き〜!」

…来た。俺の一番苦手なゲームが。

—————

嘘だろ。俺が勝った。

「あー負けちゃったぁ」

負けたのはレン。リンの双子の弟。

一抜けが沙都子。何を考えているのだろうか…

「…では負けたレンさんにはこれを着ていただきますわ!」

沙都子の手にはメイド服。

かわいそうなレン…

「そして語尾ににゃーをつけてもらいます」

うっわ!

「そ、そんなぁ…」

「嫌ですの?なら追加で猫耳&尻尾ですわーっ!」

「嘘だぁーーーっ!」

…かわいそうに。でも俺にはどうしてやる事も出来ない。

「…ねえねえ圭一君っ」

とんとんとレナが俺の背中を叩く。

「レン君は絶対似合うよね?よね?」

「多分な…」

—————

「じゃじゃーん!あたしが着替えさせてきたよー!」

リンが出てきた。その後ろにレンが隠れている。

「うぅ…ミク姉ぇ助けて…」

ミクに助けを求めている。

はっきりと姿を現さない。いつまで後ろにいるつもりなのだろうか。

「あたしもレンのメイド姿見てみたいなぁ」

にやりと…ニコッとミクは笑った。ニコッと。

「ミク姉ぇまで!?」

「ちょっとレン、背中痛いんだけど」

「あっ、ゴメンリn…」

パッと手を離した時だった。

遂にレンの罰ゲーム姿があらわに…

「…可愛いですわ〜っ!」

「はぅ〜!お持ち帰りしたいよぉ〜!」

「リンじゃないの!?」

「女じゃねーのか!?」

「恥ずかしいよぉ〜!!」

可愛すぎだぜレン☆